【シャッターアイランド】ネタバレ・あらすじ・評価・考察まとめ

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シャッターアイランド概要

シャッターアイランド概要

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『シャッター アイランド』は、2010年のアメリカ映画。原作はデニス・ルヘインによる同名のミステリー小説「Shutter Island」。監督マーティン・スコセッシ・主演レオナルド・ディカプリオの4度目の作品。 2009年8月、パラマウント映画は本作の公開を2009年10月2日から2010年2月19日へと延期した。 ウィキペディア

シャッターアイランド主要登場人物

■テディ・ダニエルズ(Edward “Teddy” Daniels):レオナルド・ディカプリオ(吹替:加瀬康之)

シャッターアイランドにあるアッシュクリフ病院での失踪事件を捜査するために島を訪れる連邦保安官。しかしテディには、最愛の妻を死に至らしめた放火魔レディスを見つけて復習するという真の目的があった。しかし、のちにテディはレディスの妄想が生み出した人物ということが判明。レディスは自分自身。うつ病の果てに三人の我が子を殺害してしまった妻のドロレスをアンドリューの手で殺してしまう。アンドリューは、その妻殺害の罪で逮捕され、精神を病んでいたことからシャッターアイランドのアッシュクリフ病院に収容されていた。(おそらくC棟)

■チャック・オール(Chuck Aule):マーク・ラファロ(吹替:志村知幸)

連邦保安官。テディの新しい相棒というのは見せかけ。実はチャックの正体はアンデリュー・レディスの担当医であるシーアン。休暇で島を離れているというのは嘘で、テディの新しい相棒のチャックとして、テディ(=レディス)を終始監視しつつ見守っていた。

■ジョン・コーリー院長(Dr. John Cawley):ベン・キングスレー(吹替:有本欽隆)

精神を病んだ犯罪者を収容する施設アッシュクリフ病院の院長。安易にロボトミー手術を行うことに否定的で、新たな治療法を模索していて、今回、レディス(=テディ)でロールプレイ治療の実験を行っていた。

■ドロレス・チャナル[シャナル](Dolores Chanal):ミシェル・ウィリアムズ(吹替:宮島依里)

テディの妻。放火魔レディスによるアパート火災で死亡。放火魔レディスに殺されたというのは、アンドリューの現実逃避が生んだ妄想で、実際は、我が子3人を殺してしまったドロレスを、アンドリュー自身の手で射殺していた。アパートへの放火は、うつ病だったドロレスによるもの。

■レイチェル・ソランドー(Rachel Solando):エミリー・モーティマー(吹替:高橋理恵子)

【表】3人の子供を殺害した罪で収容されている患者。島から忽然と失踪したため、テディらが捜査に乗り出す。

【裏】レイチェルは。レディス(=テディ)の現実逃避による妄想が生んだ架空の女性。実際に3人の我が子を殺害したのは、妻のドロレス。劇中で一度失踪し、後に無事に戻ってくる女性(レイチェル)は、おそらくコーリー院長らがロールプレイ治療の一環として用意した芝居の一つで、おそらく劇中の最終盤で出てくる看護士(ナース)が、レイチェル役を務めていたと思われる。また、本当のレイチェル・ソランドーだという女性に、崖の途中にある洞窟で出会うが、それはテディ(=レディス)の妄想だと思われる。

■ジェレマイアー・ナーリング医師(Dr.Jeremiah Naehring):マックス・フォン・シドー(吹替:坂口芳貞)

アッシュクリフ病院の医師。保守派(ロボトミー手術肯定派)。今回のレディス(=テディ)への実験的ロールプレイ治療には否定的。

■ジョージ・ノイス(George Noyce):ジャッキー・アール・ヘイリー(吹替:青山穣)

以前シャッターアイランドに収監されていた男。テディの情報源。全身に負っている傷は、2週間前に(同じC棟に収監されていると思われる)レディスによるもの。以前シャッターアイランドに収監されていて、再び罪を犯して戻ってきたというくだりは、テディ(=レディス)が口にしているだけなので、詳細は定かではない。

■アンドリュー・レディス(Andrew Laeddis):イライアス・コティーズ(吹替:辻親八)

放火魔。テディの妻が命を失った火災の放火も行った。シャッターアイランドのどこかにいると思われる。実は、レディスがテディ自身(上述参照)

■真実を知る謎の女:パトリシア・クラークソン(吹替:一柳みる)

チャックを探している際にテディが出会う、崖の途中の洞窟の中に潜んでいた謎の女性。

■警備隊長:テッド・レヴィン(吹替:向井修)

シャッターアイランドにあるアッシュクリフ病院の警備隊長。

■マクフィアソン副警備隊長(McPherson):ジョン・キャロル・リンチ(吹替:石住昭彦)

シャッターアイランドにあるアッシュクリフ病院の警備隊長。

シャッター アイランドあらすじ・ネタバレ

シャッター アイランドあらすじ・ネタバレ

レイチェルの失踪事件

1954年、アメリカのボストン湾にある孤島、「シャッター・アイランド」に一軒の精神病施設、アッシュクリフ病院がありました。シャッターアイランドは孤島で、島への出入りはフェリーが停泊する桟橋のみ。島の反対側は絶壁になっており、人が立ち入る場所もありません。またフェリーも日に何便かあるだけでした。
この病院には犯罪を起こした精神疾患を持つ犯罪者ばかりが収容されています。孤島である為本土とは行き来が難しい環境であるにも関わらず、1954年9月、病院の施錠された一室から女性患者のレイチェル・ソランドが失踪した知らせが届きます。
彼女の行方を追う為、保安官であるテディとチャックが派遣されます。レイチェルはかつて家の裏の湖で、1人ずつ頭を押さえてわが子3人を溺死させ、その死体を台所に運んで食事をしているところを、発見されました。自分の子供3人を殺害しましたが、自分の子供はまだ生きていると信じ、その死体と共に生活をしていたという事でこの病院に入所が決定しました。入所しても彼女の病的な思い込みは治らず、彼女はこの施設が自分の家で、子供達がどこかにいると信じきっています。

コーリー院長と会った2人は、レイチェルが昨夜22時から0時の間に脱走したと告げられます。レイチェルが自分から失踪するとは考えにくいと、テディは思います。なにか理由があると思ったテディは、レイチェルの部屋を見せてもらいました。窓には鉄格子がはまり、部屋の家具はベッドのみです。与えられた2足の靴はそのままで、つまりはレイチェルは失踪当時、はだしだったということを意味しました。院長が「人間は思い込みを正せないのだ」と言います。
部屋の床に小さく折り畳んだメモがありました。そこには「4の法則 67番目は誰?」という走り書きが残されています。筆跡はレイチェルのものだと、院長らが言いました。そんな中、テディはとある重要な情報を仕入れました。レイチェルの担当医であるシーアン医師が、彼女が行方不明になった時と時を同じくして、この島を立ち去っていたのです。テディはレイチェルの失踪とシーアン医師は何か関係していると思い調査に乗り出します。

レディスの真相

しかし、島を襲う嵐の為、シーアン医師と連絡が取れず操作は行き詰ってしまいます。そこでテディは、この島に来たもう一つの目的、かつて自分の妻を殺した放火犯に面会をする事にします。その男の名前はレディス、彼は放火後この病棟に収監されていました。しかし、彼のファイルデータは何処にも存在せず、他の囚人たちにレディスのことを尋ねても皆が一様に多くを語りません。
テディは、病院側が何らかの理由でレディスに関する情報を伏せているのではないかと考え始めます。そんな中、テディはミセス・カーンズという囚人から「逃げろ」と忠告を受けます。この忠告を受けて、更にテディはこの病院には何かが隠されているという疑念を強くします。
実はこの病院では現在では違法とされている「ロボトミー手術」が行われていました。危険な精神病を患った犯罪者をロボトミー手術にかけると、穏やかにはなりますが、その人の人格や記憶といったものが喪失します。この島はいわば見捨てられた孤島なので、そこで実験してみて、効果が現れるようならば世間に発表しようという病院側の思惑がありました。テディは、初日に院長に言われなかったC棟に何かが隠されていると踏みC棟へとこっそり向かいました。

ジョージ・ノイス

C棟には、ジョージ・ノイスもいう男が収監されていました。テディはジョージにこの病院の秘密について問いますが、ジョージは不敵に笑うばかりです。そしてテディに向かって、「レディスはお前だ」と告げるのです。意味のわからない発言に、テディはジョージを諦めもう一つ案内されていない場所、灯台へと向かう事とします。

レイチェル発見

何故か相棒のチャックはそれを止めますが、彼の制止を振り切りテディは灯台へと向かいました。すると何と、灯台の近くにある洞窟の中でテディはずっと探していたレイチェルを発見したのです。しかし実際のレイチェルは患者ではなくこの病棟で勤務していた医師でした。レイチェルはロボトミー手術に反対し、シャッターアイランドの患者が実験体になっているのを世間に訴えようとして、院長側に止められていました。それで逃亡を図ったのです。ロボトミー手術の危険性を説いたレイチェルは、テディの体調が悪いのも病院で摂取した食物、飲料、薬、煙草それらの全てに精神薬が入っているからだと指摘しました。レイチェルは逃げるために、毎日居場所を変えているそうです。レイチェルの生存を確認したテディは、薬を盛られる病院側に不信感を抱き、島を出て帰るとコーリー院長に言いました。

テディの過去・決断

明らかに不審な病院の証拠を抑えるべく、テディは証拠を探し求めます。しかし証拠は見つからず、テディは改めてコーリー院長と顔を合わせる事になりました。すると院長は、テディの本名が「アンドリュー・レディス」であり、この病院の患者であることを告げます。第二次世界大戦に出征したテディはそこで精神を病んでしまったのでした。酒浸りになったテディを見ていられず、妻、ドロレスは鬱病を患ってしまいました。そしてドロレスは3人の子供達を殺し、私を殺して欲しいとドロレスに懇願します。彼女のいう通りにドロレスを殺したテディは完全に精神が崩壊してしまいこの病院に入院する事となったのでした。

今まで彼が追い求めていたものは全て彼が現実から逃避する為に彼自身直作り上げた妄想。病院側はそんなテディにロボトミー手術を受けさせるかどうか決定する為今回の彼の妄想に付き合ったということです。

ここで上述の不可思議な自称を解説すると、

  • 病院のスタッフがテディによそよそしかった→「患者で、いつも同じことを言うから」
  • 途中からテディの体調がすぐれなかった→過去24か月にわたって投与し続けていたクロルプロマジン(抗精神薬)が切れたことによる禁断症状
  • 相棒・チャック→テディの主治医のシーアン医師(テディの妄想で、失踪したとされるレイチェルの主治医で、最初にテディが疑った相手)

そして正気に戻らなかったテディには手術が施されることが決定。手術を受ける朝、テディは実は彼の担当医であった相棒のチャックことシーアン医師に「モンスターのまま生きるか、善人のままで死ぬかどっちがいいかな」と言葉を零します。実はテディの記憶は既に戻っていましたが、自身の過去に押し潰されそうだった彼は自ら精神障害者を装い、ロボトミー手術が受けられるように仕向けたのでした。そんなテディの後ろ姿を、シーアン医師は呆然と見送りました。

シャッター アイランド詳しく解説

複製された男 解説

Q.主人公が精神病患者?

最後の結末で明らかになる主人公が精神病患者というのがこの映画の根幹です。それがわかるのが、灯台の中でのコーリー院長のセリフ。実はテディが精神病患者で 2年前からこの島で治療していたこと。 現実から目をそらすため 空想の物語を作りあげていること。 じゃあ今までの医師たちの 人体実験だの 失踪したレイチェルの話は 一体何だったのかと言うと、全て妄想ということです。

Q.医師が行ったのはロールプレイ治療?

テディは前に一度回復したが また戻ってしまったため、空想を作り上げた患者に 同じ設定の物語を 実際に自分で演じさせてみて、 空想と現実との矛盾に 気づかせるというゲームを試しました。その監視役がシーアン医師(チャック)というわけです。

Q.「4の法則 67番目は誰?」というメモを隠したのは誰?

「4の法則」とは、「4人の名前がアナグラム(文字の組み換え)で作られている」という事実を指しています。具体的に言うと、レディスのアナグラムがテディであり、ドロレスのアナグラムがレイチェルである、ということです。

レディス(ANDREW LAEDDIS) = テディ(EDWARD DANIELS(Edward “Teddy” Daniels))
ドロレス(DOLORES CHANAL) = レイチェル(RACHEL SOLANDO)

また、「67番目は誰?」という文については、テディが捜査を進めていく過程で、病院内に66人の患者がいることが分かり、この文章の表すところは「もう1人患者がいるはず」という結論に至ります。テディはその1人が、なぜか皆が存在を隠そうとする、妻を放火で殺害した放火魔「レディス」であると推理します。しかし、本当はテディ自身がレディスなんですよね。

なお、余談ですが、本作品名でもある「SHUTTER ISLAND」シャッターアイランドもアナグラムによって文字を並び変えると「TRUTHS AND LIES」-真実(現実)と嘘(妄想)となり、まさに本作のテーマである「真実は、現実なのか、そして人々の語る言葉は嘘なのか妄想なのか」というテーマが浮き上がってきます。

Q.レイチェル医師の謎

崖の横穴で出会う女性にいたのは、「レイチェル・ソランドー医師」に間違えられた人であり、精神病患者と考えられます。その証拠に、テディが勝手に思いこんで「レイチェル・ソランドーだな」と尋ねたが相手は何も答えていないのが一つ事実としてあります。

しかし、レイチェルが本当に洞窟にいた場合この作品の解釈がガラッと変わります。つまり、テディをロボトミーの実験台にするための病院側の陰謀説です。すべては病院側の罠で、テディを失意の底に陥らせ、人体実験に自分から望んで参加させるための目的だとも解釈できます。

Q.結末の解釈は?

  1. テディは精神病患者という味方
  2. 医師たちに洗脳されてティディは騙された

という2通りの見方がありますが、1の説が有力です。テディは最後に「島を出ようチャック」「この島じゃ、とんでもないことが起きている」と再び妄想の世界に入りますが、そのあとに続けて、「どっちがマシかな?怪物として生きるのと、いい人間として死ぬのと」と言います。これは直視できない過去から自分がおかしくなるのを辞めたい。そのため、わざと精神病の症状が悪化し、以後自身の感情がなくなるとしてもロボトミー手術を受けることを示唆します。

シャッター アイランドの評価

シャッター アイランドの評価

良い評価

良い評価

  • ミスリードするストーリーではあるのでラストの展開を知らないことで楽しめる部分はある。しかし途中で気づいたから、ネタバレ見ちゃったから残念という映画では決してない。むしろヒントは其処彼処にあるし、観客を騙すためだけの演出はなかった。騙すことを目的化していないと思う。主人公の夢の中でのシーンをはじめ、監督のある意味ケレン味ある演出が素晴らしくはまっている。心からドキドキし、違和感を抱き楽しめる。ラストシーンまではまだ罠にはまっている可能性があり、このまま映画全体の解釈の余地を残して終わるのかとも思ったがそれはしない。そしてテディはもう妄想に生きていないのではという主人公の心情の解釈の余地だけを残して終わる。この終わり方は、この映画の意図は観客を騙すことではないという表明だと思った。あくまでテディのドラマを描いた映画であったと思うし、最高のラストだった。
  • この手の映画は、数こなしてるマニアはダメなんですよそういう人をうならせる作品を作っちゃうと、一般受けしませんから私のように、ほどほどに観てて騙されたい人向けです「シックスセンス」でいい感じに騙された人なら、どストライクのはず絶対にオススメしたい冒頭からひっくり返るまで、要素要所に違和感は感じますいや何なら、ずっと違和感はあるんですでも表のストーリーがしっかり重みがあるので、私は見事に騙されました感じた違和感全てに納得できて、実に気持ちいい初見の後すぐに2回目を観ました

悪い評価

悪い評価

  • 冒頭からそうじゃないかとなんだか感じ取って観てしまったので、ああやっぱりかという感じ付き合わされてる感が強くて正直退屈だった
  • 全ての真相をわかったのちにまた初めから見ると全ての人たちの違和感のある行動や仕草セリフなどの意味がわかってくるのでしょうかね。ただ、なんのために二回も見ないといけないのかわかりません。終始話の内容もよくわからないままグダグダと話が進むので結構見るの疲れるし、随所に遺憾無く集中力が発揮されるような見所があるわけでもなく2時間ちょい、ただただ苦痛でした。
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