複製された男のあらすじ・ネタバレ・評価まとめ

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複製された男とは

  • 原題:Enemy
  • 2013/カナダ、スペイン 上映時間90分
  • 監督:ドゥニ・ビルヌーブ
  • 製作:ニブ・フィッチマン、M・A・ファウラ
  • 製作総指揮:フランソワ・イベルネル、キャメロン・マクラッケン、マーク・スローン、
  • ビクター・ロウイ
  • 原作:ジョゼ・サラマーゴ
  • 脚本:ハビエル・グヨン
  • 撮影:ニコラ・ボルデュク
  • 美術:パトリス・バーメット
  • 衣装:レネー・エイプリル
  • 編集:マシュー・ハンナム
  • 音楽:ダニー・ベンジー、ソーンダー・ジュリアーンズ
  • 出演:ジェイク・ギレンホール、メラニー・ロラン、サラ・ガドン、イザベラ・ロッセリ
  • ーニ キャロライン、ジョシュ・ピース、ティム・ポスト、ケダー・ブラウン、ダリル・
  • ディン、ミシャ・ハイステッド、メーガン・マン、アレクシス・ウイガ

『複製された男』(ふくせいされたおとこ、原題:Enemy)は、2013年のカナダ映画。ポルトガルのノーベル賞作家ジョゼ・サラマーゴの小説『複製された男』(原題:The Double, 2002年)の映画化。監督はドゥニ・ヴィルヌーヴ。ジェイク・ギレンホールが瓜二つの男を1人2役で演じた。

出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%A4%87%E8%A3%BD%E3%81%95%E3%82%8C%E3%81%9F%E7%94%B7

複製された男の主要登場人物

アダム(ジェイク・ギレンホール)

CINEMORE

大学の歴史教師。講義に熱気はなく、本人いわく「外出もしないし映画も観ない」単調な毎日を繰り返している。金髪美女のメアリー(メラニー・ロラン)というガールフレンドがおり、倦怠(けんたい)期ながら毎晩のようにマンションに通ってくる。ボロ車に乗り、マンションの部屋にはほとんど家具を置いていない。高圧的な母親に頭が上がらない気弱な男。

アンソニー(ジェイク・ギレンホール)

売れない映画俳優。出演作はホテルのボーイ役で出演した「道は開かれる」など。妊娠6か月の美人妻ヘレン(サラ・ガドン)と高級マンションで二人暮らし。そんなに稼ぎもないはずなのにオシャレな高級家具をそろえている見えっ張り。移動手段はスズキのバイク。ホッケーやバスケをたしなみ、ランニングに励むスポーツマン。やたらエロい

複製された男のあらすじ・ネタバレ

複製された男のあらすじ・ネタバレ

大学で歴史を教えているアダムは、平凡な男でした。仕事に向かい、講義をして自宅に帰り眠る。そういったルーチンの様な日々を送っていました。恋人であるメアリーとも連れ添って長くなりますが、刺激不足の日々にマンネリを感じています。また、実母であるキャロラインからはこの歳になっても過干渉を受けており、毎日に辟易していました。

人生をもう少し楽しんだ方がいい、と同僚に映画を勧められたアダムは、その日素直にDVDをレンタルして帰宅します。彼が選んだのは『道は開かれる』という映画。暇な時間をつぶす様に、何となく見始めた映画でしたが、その映画の中のベルボーイ役に、何と自分が写っていたのです。ですが勿論、アダムは映画に参加した経験はありません。エンドクレジットを見ると、そのベルボーイ役の男は名を「ダニエル・センクレア」と言いました。

アダムはダニエルの出演している映画に片っ端から目を通しましたが、やはり何度見ても自分に瓜二つのその外見に興味を惹かれます。そこでアダムは、ダニエルが所属しているエージェンシーを訪ねることにしました。

所属事務所を訪れたアダムでしたが、アンソニーと寸分違わぬその外見に、警備員がアダムをダニエルだと勘違いし、彼宛に届いていた書類を手渡してきます。その宛先にはダニエルの自宅の住所と思われるアドレスが記載されていました。アダムはその住所を頼りに、とある一件のマンションに辿り着きます。また、実はダニエル・センクレアは芸名で、彼の本当の名前はアンソニー・クレアである事も突き止めます。彼はマンションの側の公衆電話から、アンソニーの家に電話をかけました。しかし電話に出たのはアンソニー本人ではなく、彼の妻、ヘレンでした。実はアンソニーとダニエルは声質も似ており、ヘレンはダニエルの事をアンソニーだと勘違いして話し始めます。その後再び電話をかけたダニエルに、今度こそアンソニーが応答します。ダニエルはアンソニーとホテルで落ち合う約束を何とか取り付けました。そしてようやく対面した2人はやはり瓜二つ。そしてなんと、外見だけでなく誕生日や体に残った傷までも共通していたのです。

ふたたびいかがわしいクラブの夢を見たアダム。アンソニーに指定されたホテルの一室に行くと、そこは無人で真暗だった。待っていると、もう一人、アンソニーが入ってくる。対面する二人はあまりの瓜二つ加減に互いに驚く。まさか兄弟ではない。手を出すと形もそっくり。アンソニーに左胸に傷の痕はあるかと見せられて聞かれると、アダムはさすがに恐ろしくなり開けないでいた親展の封筒を置いてその場から逃げた。アダムはもうアンソニーに会う気はなかったが、アンソニーは浮気を疑ってピリピリしている妻を巻き込まれているので、このまま終わらせる気はなく、フルフェイスのヘルメットとバイクでアダムとその恋人メアリーを尾行。彼女を気に入ってしまう。

アダムは母親に自分にそっくりな人物がいると相談する。母親は、大事な一人息子は自慢の大学教員で、三流役者ではないと否定する。

アンソニーはコンタクトを取ってきて自分の日常を乱したアダムが許せず、いつしか、自分の妻を寝取ったのではないかと勘ぐるり、因縁をつける。もちろんそんな事は無いのだが、妻を巻き込まれた怒りが収まらないアンソニーは、アダムの服と車と彼女のメアリーを一日借りると脅し、服を取替える車を借りる。

アンソニーはメアリーをドライブに誘った。アダムは仕方なくアンソニーのマンションに入ろうとするがセキュリティーが厳しく戸惑ってしまう。そこへ管理人と思しき人がクレアさんと声をかけ、エントランスを開け部屋まで案内してくれた。そのエレベーターの中で、管理人は、「先日は楽しめた」「忘れられない」「またあの部屋へ行きたいが、鍵がかえられた」と、アダムにはわからない事を言ってきたので適当に相槌をうち、アンソニーの部屋に帰った。妻は、夕方プールから帰ってくる。アンソニーとアダムが入れ替わっている事には気づかないようだったが、夜、寝際に「今日、学校は?」と、尋ねてきた。アダムはそれには答えなかった。

一方アダムはメアリーをホテルに誘い込み楽しんでいたが、途中でアダムにはない結婚指輪の跡がメアリーに見つかり、誰かと問われ、触る事を拒否される。不貞腐れたメアリーをアダムの車で送る途中、痴話喧嘩を始めた二人は夜のハイウェイで事故を起こしてしまう。ひっくり返った車の窓ガラスのひびが蜘蛛の巣のように見えてきたところで、アンソニーの家にいるアダムに切り替わる。大学に着ていくのにめぼしいジャケットを羽織ると、そこには以前返した親展の封筒が入っていた。それを開けると中から鍵だけが出てきた。おそらく管理人が言っていたものだと確信し、今夜は出かけると妻に声をかけ、出勤しようと寝室を覗くと、そこには妻ではなく壁を覆うほど大きな蜘蛛がいた。アダムが溜め息を吐き、エンドロールへ。

複製された男 解説

複製された男 解説

そもそもなぜ同一人物が二人いるのか?

回答は明白で、同一人物は二人いません。同一人物は一人。これは『象徴的な心理劇』で、大学教授と役者は二人で同一の人物なのです。性欲が強く利己的な男を象徴する役者から、誠実な男を象徴する大学教授への変身。これは主人公の人格浄化の物語です。この浄化を遂げるには自我を分裂させ、邪悪な人格(役者)だけを葬り去らなければなりません。最終的にそれを成功させ、安堵につくと思いきや秘密クラブの鍵を入手し、妻が蜘蛛となる、という話です。

これだとよくわからない方のために補足すると、主人公は半年前まで売れない役者をやっていて、高級マンションに住んでいる「アンソニー・クレア」。けれど「いつまでもそんな気ままな暮らしをしていないで」という母親の意向と妊娠した妻ヘレンのため、大学で非常勤講師の職に就くことに。

しかし、もともとの主人格(彼の中の核となる人格)で女癖の悪い「アンソニー」は、夜遊びに行ったり妻以外の女性と関係を持つなど浮気な生活を送っており、次第に彼の中で「映画は嫌いだ」「ブルーベリーは食べない」と”支配や欲望”に抵抗しようとする「アダム・ベル」という交代人格が生み出されることに。やがて、時折「アダム」が表に現れる(自分の昔の事務所にサングラスをかけて行ってみたり、家に電話をかけて妻ヘレンと話をしたり)ようになります。

蜘蛛の示す意味とは?

「アダムが部屋の片隅に巨大な蜘蛛を発見する」という意味不明すぎるラストシーンは妻ヘレンが夫アダムの浮気願望を察知した姿。理由としては、アダムが秘密クラブのカギを発見したため。だからこそアダムは自分の過ちに気づいたかのような表情を浮かべてます。

アンソニーは死んだのか?

アンソニーとメアリーが自動車事故を起こすシーンがあるが、これは妻の愛情にほだされたアダムが、自分の欲望(メアリーとの浮気)に終止符を打とうとする脳内映像(妄想)である、と推察いたします。

最後の鍵は何?

秘密クラブの鍵。おそらく現実に存在するのものではなく、男の性欲そのものの表象するメタファーでしょう。

複製された男の評価

ドラゴンボール評価

良い評価

良い評価

  • 超そっくりな男に出会っちゃった気弱な大学講師が、興味本位で動いて痛い目みるというだけの話かと思った、けど、なんだ、なんか違うぞ・・・という感じで奥さんが蜘蛛になって出てきて終わった。見終わった後は「なんだこれ?」という感じでまったく訳が分からなかったですが、解説を読んで納得!二重人格の人の話だったんですね〜、理解できるとめちゃめちゃ面白い。自分の敵は自分。これほど見終わってからすぐにもう一回鑑賞したくなる作品も珍しい。わけがわからないで終わってしまったけど、ジェイク・ギレンホールがすばらしくて満足。全編を通して流れる不穏な空気をカラーフィルタレンズを用いて描き出した技法、複製された二人を違和感なく表現してみせた撮影技術なども素晴らしかったです。
  • よくわからなかったですが考察サイトを見てなるほど…と思いました。最初から最後まで不気味な雰囲気が出てて良かったです。
  • 顔かたち声まるっきり同じでも立ち方歩き方服装やなんかの後付けされた要素も実は思いのほか大きく作用しているどうにもならないことももちろんたくさんあるけどどうにか変化させられることももしかすると多いのかもしれない?鑑賞後そのまま解説に走ってしまいました。笑
奥が深い、というミステリーならではの面白さが演出されたというご意見でした。

悪い評価

悪い評価

  • 初回鑑賞時→えっ終わり?いやいやエンドロール後にまだ続きがあるんでしょ・・・終わった・・・結局、巷の解説を読んで再度鑑賞。あらかじめ構えて見ると色々仕掛けに気づいて面白いタイプの映画。けど、これを1回だけで理解できる人ってどれくらいいるんだろう。数回鑑賞前提で作られているのだとしても、そうまでして監督の妄想に付き合うべきだろうか。
  • 全然解らなかったし、ラストは「主人公のそっくり男性と、主人公の妻」がアッサリと車で事故死するし、「まあ宇宙人の筋書きか」と思っていたら・・ ぜ ん ぜ ん 違 い ま し た。 ネタバレサイトとかを見ると、「浮気した男性が身重の妻の元に戻るには、一番の敵は自分自身」とか、それの比喩?心的葛藤?が蜘蛛として見えたとか何とか。 そんなん解るかっ!!!!

難しいという意見が多かったです。

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