「最強伝説 黒沢」あらすじ・ネタバレ・名言まとめ

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最強伝説 黒沢のあらすじ・ネタバレ

最強伝説 黒沢の概要

44歳の土木作業員・黒沢の、哀愁と苦難の日々を描く。2002年12月、穴平建設に勤務する現場監督・黒沢は、ふとしたことをきっかけに、自分の人生が余りにも満ち足りていないという事実に気付き、焦りを覚え始めていた。おりしも44歳の誕生日、その日を誰にも祝って貰えなかった黒沢は「人望が欲しい」という欲求を抱き、これを機に人生を変えようと奮闘する。紆余曲折の末、後輩らの信任を勝ち得た黒沢の元に、次から次へと新たな騒動が舞い込み、図らずも黒沢は様々な修羅場を潜り抜けてゆくこととなる。(出典:wikipedia)

黒沢の日々の業務編・赤松編

高校卒業後穴平建築に就職し、気づくと44歳の立派な中年になっていた黒沢。同世代の人間は出世やリストラで消えて行き、現場は黒沢より若い者だけだ。20代にして様々な資格を持ち、可愛い妻子持ちでイケメンの赤松に嫉妬を抱いている。なんとか自分の株をあげようと奮闘する日々だが、自然体で人気の出る赤松には敵わず、逆に現場のみんなに引かれたりする。棒振り人形・太郎に話しかけるむなしい日々。そんな黒沢が『俺による俺のための感動』を模索する物語。

黒沢と親友の太朗編

ある日、黒沢は上のミスでほぼ一日中働くはめになった。発熱し、急いで家路につく。
そこにたまたま通りかかった若い同僚たちから、太郎が車に追突されたと聞く。首が折れ全身に傷を負いながらも電気系統は壊れておらず、無言で棒を振りつづける太郎。誰にも評価されない、出来て当たり前の創造性のないこの仕事を、太郎はこんなになってもやり続けてもいるのだ……!涙しながら太郎を抱きしめる黒沢。その姿に同僚たちも心を動かされ、同じように感涙した。

黒沢は中学生と喧嘩

太郎の一件が良い方へと評価され、同僚たちとファミレスにまで行く仲になった。黒沢がトイレに行っている間に、不良中学生四名が同僚たちに近づいてきた。いきなり頭を小突いてきた狂暴そうな中学生にどう接すべきか悩んでいると、戻ってきた黒沢が酒に酔った勢いで、中学生の喫煙と姿勢の悪さを叱った。退散して行く中学生。黒沢が上機嫌で帰ろうとしていると、
先ほどの不良中学生のうちの一人の少女が話しかけてきた。車に乗れと言ってくる。(ひょっとして逆ナンッ!? 逆ナンか? これが噂に聞く……ガツンときたってことか? 俺がさっき仲間たちを男らしく諭す姿に…)

どうしようかと悩む黒沢を、残りの男子中学生三名が無理矢理車に押し込む。その段階でようやく自分の妄想が有り得ないと気付くが、時既に遅し。中学生の運転する車はどこかに走り出していた。どうにか諭そうとするが、運転手以外は皆携帯ゲームに夢中で会話不能。
恐らくはこれから集団暴力を受けるのだろう。場合によっては、生還すら出来ないかもしれない…絶望する黒沢。気付くとどこかの野球グラウンドらしきところに来ていた。勝ちようのないゲームを挑まれた結果大金をせびられるが、黒沢の財布には3000円しかなかった憤る中学生に、家にも1~2万円しかないと言う。「いいや もう金…!その言葉を合図にしたかのように、突如黒沢に暴力を奮い始める中学生。女子中学生・しづかはバットで頭を殴れと言う。「頭いった奴にやらせてやる…!」土下座して謝れば許すと言われるが、声が出ない。そうこうするうちに頭をバットで殴られた。(死ぬ…まじで死ぬ…)身動きできないまま走馬灯を見る黒沢に、中学生たちはニ撃目を決めようとする。30年ローンで1000万だって払うから許してくれ、なんなら裸踊りだってすると泣きながら服を脱ぎ許しを乞う黒沢。しかし気付くと、不良中学生たちは消え同僚が目の前にいた。黒沢が意識を朦朧とさせている間に、拉致に気付いた同僚たちが駆けつけ中学生は逃げたのだった。「病院なんていらねえ切腹する」「オレを尊敬しろ」「もう会社になんて行かねえ」フルチンのまま黒沢はそう叫ぶと、ズボンを上げその場から走り出した。同僚の浅井(やや頭が弱い)が後を追う。泣きながら逃げる黒沢、同じように泣く浅井。泣きつづける浅井を置いて、黒沢はどこかへと去って行った。

黒沢決闘編

あんな姿を見られたらもう黒沢は会社にこないだろうかと心配する同僚たち。日曜日の夜、ファミレスに集まれと黒沢から連絡があった。皆集合する。そのファミレス内には、最近人生がつまらないと感じるアルバイターの男・中谷(28)や、両親にもう学校に行きたくないと相談する不登校少年・孝志などがいた。黒沢は皆に、あの不良中学生たちと決闘すると宣言した。
隣のテーブルで話を聞いてしまった中谷は、三人相手に決闘しようとする黒沢をものすごい男だと尊敬し、話に耳を澄ます。(スゲェ…この人はスゲェ……!)決闘は明日、中学校前に待機して敵が来しだい行う予定だ。それを止める同僚たち。

黒沢は失踪後、始発で伊豆へ向かった事を話す。黒沢はそこの宿である本に出会った。それは『シートン動物記』だ。ラグは敵から逃げても卑屈に思ったりしない。生きているだけで勝者だからだ。そう書かれていた。「生きてこその人生…!…一度はそう思った…!でも気付いちまった。…とってもいい本だけどあれ、動物記なんだよ…!生きてりゃいい、生きてりゃ勝利なんてのは動物の話だ…俺は…人間だ…!」それを聞きながら感涙する中谷。(懸命に真摯に、自分の存在を賭けて…戦ってないから行き詰まってるんだ…!)しかし同僚たちは落ちついてよく考えろとあくまでも冷静。その態度に中谷は怒り立ち上がった。「先生っ…!こんな泥濘ヤローどもに期待するのはやめましょう…!無理ってもんですぜ…こんな腑抜けどもに…先生の魂を理解させるのは…」他の客がうるさいとクレームをつけてくるが、盛り上がった中谷は止まらない。「聞けっ…! ここにおられる…この先生は…明日…命を賭けた、決闘をするのだ…!」ファミレス中がどよめく。決闘を見守りたいと言い出す者が続々と出てくる。
撮影班、医療班、重傷時の緊急輸送班なども決まって行く。孝志も見たいと言い出す。「もらえるかも…勇気…!行けるかも…学校…!」呆気に取られる同僚をよそに、ファミレス中を巻き込んだ酒宴は盛り上がって行った。

翌日目覚めた黒沢は冷静になった。一人でならともかく、見世物のように大勢の前で戦うなど無理だ。しかし逃げるわけにはいかなかった。新品のジャージを身につけ怯えながら校門前に立つ黒沢。向かいの建物から皆が見守る中、黒沢は勢いで男子中学生のうちの一人を撃退した。「まだ校内にいるはず…!呼べっ…」びびった残りの二人はそう叫んだ。やがて黒沢の前に、190cm以上はあるだろう長身の男が現れた。

中根登場

中学生とは思えない巨躯の男の名は仲根。評判の札付きのワルだ。「先生が大和なら…向こうも間違いなく戦艦クラス…!それも若い分高性能で…ミサイルやらを搭載した…今流行りのイージス艦…米のアーレイバークってところか…!」場所を変えようと言う仲根。ファミレスでの集団も後を追う。同僚たちも仕事を切り上げやって来た。

ついた先で、致命傷は与えられないものの仲根から殴る蹴るの暴力を受ける黒沢。しかしふと気づくと、仲根の拳はある一定のリズムで繰り出されており、一度防いでしまうとリズムを戻すためにその後の攻撃が一瞬止む。
また、蹴りの寸前に唇を締める癖があり、振りもモーションが大きく避けやすい。黒沢はそれらの事を発見し、隙を見て仲根の顔に平手を当てふっ飛ばした。しかしそれでは終わらず、置きあがった仲根はイった目で黒沢をにらみつける。「……ぶっ殺す!」。しかし、黒沢の向かってくる態度に他の大人にはない尊敬の気持ちがこみあげ喧嘩は黒沢が勝利する。

最終話(ホームレス編)

酔い潰れてた所をホームレスに介抱された黒沢は、ホームレス狩りをしていた暴走族を撃退する。だが今度は集団で攻めて来ることになり黒沢は仲間とホームレスを集めて撃退しようとする。だが土壇場になりホームレス達は怯えて動かない。

果敢に戦う黒沢だが頭部に一撃を食らってしまう。黒沢の雄姿を見てホームレス達も立ち上がる。それを見て黒沢は勝つ事より戦う事をホームレス達に知って欲しかったと仲間に語る。
だがホームレス達の勢いは止まらず暴走族を撃退してしまう。黒沢は戦って勝つなんてヒーローに自分達はなれたのかと号泣する戦勝会に湧くみんな。そんな中、黒沢はふらつく意識の中、子供の頃蟻を叩き潰してたのを蟻の視点から見る蟻から見て強大な存在である子供それは今の黒沢にとって社会だった。蟻は最後の瞬間、子供の頃の黒沢に噛み付き泣かせる。それをみて黒沢は自分は果たしてあの蟻のように強大な存在(社会)に噛み付けたのだろうか?

そして倒れてしまう黒沢、異常に気付き駆け寄る仲間達は黒沢に呼び掛ける。それを聞き黒沢は思う「あったけえ、最後にこんなあったけえ」

主要 登場人物

【主人公】黒沢(くろさわ)

「最強伝説 黒沢」あらすじ・ネタバレ・名言まとめ

自分の日々の日常に疑問を抱いている44歳の侘しいオッサン・黒沢。毎日が仕事現場と家の往復の繰り返し。歳だけ取って、友達もろくにいない。最強伝説黒沢1巻一人寂しく居酒屋の黒沢(1巻)当然、誕生日を一緒に祝ってくれる人もいないから、居酒屋で一人何時間も居座るような男。しかし、男の矜持を併せ持つ人でもある。

坂口義明

出典:『最強伝説黒沢』1巻

黒沢の後輩。誤解で、黒沢を置いてけぼりにしたりした事もあったけど、何やかんやで黒沢に協力してくれるが黒沢同様女性運がない。姉がいる。最終的に結婚して家庭を築く。

赤松

出典:『最強伝説黒沢』1巻

黒沢からライバル視される人望があつく、現場から慕われる人物。仕事もできることから、あちらこちらに引っ張りだこ。美人の奥さんや子供がおり、公私ともに充実している様子。それだけに、目の敵にされるのでしょうか。

仲根秀平

出典:『最強伝説黒沢』4巻

一言で言えば我々が大嫌いなリア充。FカップとかGカップの女を取っ替えひっかえしている。約190cmの長身の持ち主中学生にしてで不細工だが大金持ちのドラ息子。「俺相手でも本気になり、刺し違えて死ぬ覚悟でくる大人」として黒沢を慕うゆとりボーイでもある。

ちなみに、ホームレス編では黒沢の仲間として一緒に戦い、御木のバイクのカギを奪うという大活躍。作中では間違いなく最強の人物かもしれません。

最強伝説 黒沢を読んだ感想

◎「カイジ」にはまって以来福本漫画を追いかけており、本作も「オリジナル」でリアルタイムで追っかけています。「最強伝説」というタイトルからは、福本漫画の主流、「ギャンブル」「勝負」絡みの内容が想像されますが、本編はちょっと違います。独特のコマ割り、台詞回しで展開される主人公・黒沢(44歳・独身)の日常の悲喜…。時に福本先生の「セルフパロディ?」としか思えないシーンも見られます。「黒沢」に感情移入するも良し、抱腹絶倒するもよし、一読すれば「黒沢」のとりこになる事間違いなしです。

◎まさかという終わり方だったが、始まったときはまさかあんなに激しい戦いが繰り広げられる漫画になるとは思わなかったわかるわかる

◎まずは、一言 感動した。 二言 最終巻で涙が止まらなかった。 たぶん自分は、この漫画の主人公である黒沢のように、いろいろ考えすぎていて、前をむく力がないのだと思った。 容姿もいまいちだし、ひねくれているので。そんなに楽しい毎日を送っていないと自分で思い込んだりと。 漫画は一時、結構読んだりしていたけど、最近は、あまり漫画を読まなくなった。自分の境遇のせいか、主人公に 親近感が湧かず、魅力を感じないからだと思います。それで一旦、漫画から離れて、ドストエフスキーのような文学に 手を出したりとしていました。 でもこの漫画の主人公は、自分の境遇に似ていて、共感でき、魅力的だなと感じた。 そして、巻数もすくないので、あっという間に読むことができた。読み終わったあと、心が満たされて、悩んでいてはダメだ、前へ一歩前身しなければならないと思った。

◎赤松に対抗意識を燃やしている時が一番好きだな。一番見ていられなかったところでもあるが。

◎後半のギャグテイストも好きだが、やはり前半の重々しさがあってこそだと思う。終わり方も悲しいが「よかったじゃないか」と新が始まる前の当時ですら思えた。

◎人生哀歌的な側面とそれをギャグに仕立てている福本伸行の技が光るけど、シートン動物記にやられたあたりから結構笑いながら読んでいた。特に孝志の親は最初めちゃくちゃ面白かった。黒沢も好きだけど、脇役も結構好きだな。

◎社会の底辺・・・とまでは言わないまでも、肉体労働者、中年、独身。人生の哀愁を漂わせた中年男の闘い。ホントに共感します。途中、警察官がう●こを舐めてしまう場面は笑いました。ただ、最後はもう少しハッピーエンドにしてほしかった。特に、黒沢に女が出来るという展開にしてほしかった。黒沢ほどの人間味、優しさ、男気を持った人間なら、女性の一人や二人、くっついてもおかしくないと思うんですけどね。

◎中年男の悲哀と心情をこれほどまでにあらわにした作品はない。特に1巻が圧巻。たまらない気持になります。何より読んだ後にさわやかな心持になるのが不思議で、素晴らしい作品です。アメトークで紹介されたので売り上げが増えてますし買ってしまった自分がいとおしいです。

最強伝説 黒沢の名言まとめ

◎感動などないっ! あんなものに…… オレが求めているのは…… オレの鼓動 オレの歓喜 オレの咆哮 オレのオレによる オレだけの……感動だったはずだ!

最強伝説黒沢の第1話冒頭を飾ったのがこの名言。 ワールドカップ日本代表の活躍をテレビで見て、誰よりも大騒ぎしながら、心が冷えていくのを感じた黒沢。 「他人の活躍で得る感動ではなく、自分自身が何かを成し遂げたことで得る感動がほしい」 黒沢はそう気づいてしまったのです。 「どんなことでもいいから、観戦者ではなく、プレイヤーとして感動を味わいたい。そんな気持ちを忘れてないか?」と問いかけられているようにも思えますね

◎あの日…あの日… 分かってしまった……! 俺は唐突に…… 分かってしまった…! 感動などないっ…!

40代にもなって、彼女も友達も家庭もないことに対する嘆き。

◎他人事じゃないか…! どんなに大がかりでも、あれは他人事だ…! 他人の祭りだ…!

◎オレは親でもなければ父でもない… つまり… 親父じゃない…… ただ齢を重ねただけの男…… 齢男だ…

◎欲しいっ…! 欲しいっ…! 欲しいっ…! 人望が欲しいっ…!

工事現場の赤松に対抗心を燃やして発せられた言葉。

◎よせよっ…! やめろよっ…! その哀れ…… 悲しげはかなげな…… その捕らわれた子羊みてぇな 風情はやめろっ…!

◎正直言って、オレにはもう… 分からないっ…! 分からないんだ…! 押しつけがましくない 親切と言うものが…

◎カツ弁に、アジだぞ…! そんなことありえたか…? 振り返ってくれよ…おまえらの… これまでの弁当ライフを…!

赤松に対抗して人望を得ようとして弁当にアジフライをのせたが、誰も気づかない。そんな時に発せられた言葉。最強伝説黒沢といえばアジフライが印象的だった、という方も多いのではないでしょうか。

◎しまったっ…! なんてこったっ…! 投網一発っ…! 一瞬でもっていかれた…! 「人望」というなの…… 魚群を……!

っかく人望を得ようと画策していたが、最終的には赤松の人望へと一転した時に発せられた言葉。

◎誰なんだ…? このタッパを持ってきたのは…? 誰だ…?誰だ…?誰…? あ… オレだった…!

◎いつの頃からだろう… カップルはそれほど、気にならなくなった。 それよりたちが悪いというか… 目に痛いのは、 子供連れだ…! オレの人生がもし… 平均的というか… ごくまともに推移していたならば… 今頃は…

◎ありはしないのだ…! 苦しい時に仲間が駆けつけるみたいな… んな調子のいいことは…! そんなのは…… フィクションの中だけの話だ…! 現実にはありはしない…!

◎かつて…… 一度でもあったか…? ピンチに…… 援軍が駆けつけた事など…! ないっ…! ありゃしねぇ…! 苦しみは一人… いつだって一人… 一人で乗り切る…! 分かりきったことじゃないか…!

職場の同僚達に誤解され、疎まれる存在になってしまった黒沢。 そんな中、優秀な現場監督である赤松に急な夜間の誘導員をお願いされることに。 風邪をひいていたものの、頼られたことが嬉しくて二つ返事で引き受けてしまった黒沢。 しかし、それは思った以上に危険な現場でした。 風邪で意識が朦朧とする中、車に轢かれないよう必死に誘導する黒沢。 そんな中で見た、仲間が助けに来る幻想を振り払いながら発したのがこの名言。 マンガや映画にありがちな、ピンチに駆けつけてくれる仲間たち。 しかし、現実はそう都合良くはなく、誰にも頼れず一人で頑張るしかない場面がほとんどではないでしょうか。

◎たいした仕事じゃない…! そう… たぶんそうだ… たいした仕事じゃない…! しかし… やりおおすっ…! やめないんだっ…! こんなボロボロ… 傷だらけなのに… 役目を…! 自分の役割を…! 誰が… 誰が笑えるというんだ…? 彼を…!

風邪でフラフラの中、危険な現場での誘導員を夜通しやり遂げた黒沢。帰宅途中、唯一の友人である太郎(誘導員ロボット)が事故にあったと聞き、駆け付けます。ボロボロになりながらも、健気(?)に誘導を続ける太郎。そんな太郎を見た瞬間、黒沢自身の境遇と重なり、想いが溢れてきた名言

◎もういい…! もう… 休めっ…! 休めっ…! 太郎っ…!

筆者的には特に好きな言葉。太郎は工事現場に置かれている腕振り人形。しかし、いつしか黒沢は愛着がわき、太郎という名前をつけるまでになった。そして、かたりかけるまでに。そんな太郎が交通事故により破損した時に発せられた言葉。

◎オレは… もうずいぶん長く… このファミレスってやつが苦手だった…! だいたいネーミングが傲慢だ…! ファミリーレストランなんて、 あっさり言い切るが、世の中にはな… ファミリーに縁のない奴だって、 いっぱいいるんだぞ…! 拒絶する気かよ…! このレストランどもは…!オレたち… しんがー(独り者)を…!

ファミリーレストランに縁のない、黒沢がファミリーレストランのようなリア充が集まる場所は自分とは無縁と言ってます。

◎ファミリーだ…! オレたちはファミリーだ…! ファミリーだから… 見ろ…! 今、オレは店の雰囲気に完全に溶け込んでいる…! もう誰もオレを迷惑がらない…!

◎いや… 前から一度… 黒沢さんに聞いてみたいことがあって… プロはダメッスよ…! プロはぬきで… ズバリその… 女とした事あるのかな…って…!

◎何を守っている……? あやまらないことによって…! それは、命より大事なものなのか…?

◎ひどいっ……! ひどすぎる……! ひどい精神……! あんなに泣いたのに……! あんなに誓ったのに……! オレは… また… 何もしないで… また… あわよくば… 何もしないで… 何もしないですまそうと……!

◎やるっ…! でもやる…! ここでやめたら… 底なしだ…! 俺は底なしに自分が嫌いになる……! だから… やるっ…!

自分の弱さに苦しんでいる黒沢の前に、決闘観戦者の親子が現れ、情けない姿を目撃されてしまいます。「後悔してるの?」と聞かれ、素直に認めてしまう黒沢。しかし、それに続いて出てきたのがこの名言です。

◎嫌いだっ…! こういう連中っ…! 立場が上とみると…… 居丈高っ…! ごり押しっ……! 怒号…! 恐喝…! その背景にあるのは、 暴力っ…! ぐっ…! 叩きのめしたいっ……!オレが……!あんなに泣いたのに……!あんなに誓ったのに……!

◎ぐっ…! ひどいっ…! ひどすぎる…! ひどい精神……! あんなに泣いたのに……! あんなに誓ったのに……! オレは… また… 何もしないで… また… あわよくば… 何もしないで… 何もしないですまそうと……!

不良中学生にリンチされ、恐怖のあまりプライドを捨ててしまった黒沢。「尊厳を取り戻すため、不良達と決闘をする!」と後輩達に宣言したことで、話がだんだん大きくなり、知らない人達まで巻き込んで逃げられない状況になってしまいます。そんな中、「実は決闘なんてする気はなかった」「ごまかして何もせずにすまそうとしていた」という自分の本心に気づいてしまったときの名言です。

◎わかってねぇっ……! 面倒なことはなんでも丸投げで… 切ってばかりいるから… 暴力も… 現実離れした……別次元のことみてぇに…… 考えくさる…! 違う…! 地続きだっ……!

◎ナイフで、相手がびびったからって… 強くなったわけじゃねぇぞっ………! 素でで行く方が… よっぽど強い…! それでこそ勇者… 強者ってやつだ…!

◎なかったっ……! オレの10代… 20代… 30代… あまりにこれがなかった…! このトロピカルが… なかった…!

女性と遊ぶ経験は黒沢はしたことがない。そのため、中根に同伴して若い女性と遊ぶシーンに感動して発せられた言葉

◎夏…… うだるような現場で… 冬…… 寒風ふきつける現場で… 見送っていた… オレはカップルを見送っていた……! 春夏秋冬…… 大安… 仏滅… 赤口…友引… 見送り続けた まさに…… 青汁みたいな青春っ……!

◎そういう無念… くるおしさ…… 情念が…… こもる……! 逃げ場のない熱が…… 積み重なる……! 何年も 何年も…! ヒートアイランド現象っ…! 温暖化……! 人生の温暖化…!

◎向こうは… Fカップ Gカップ… オレにあるのは… スーパーカップ…!

◎まるで毒ガスッ……! 歩く毒ガス……! 緊急避難っ…!

◎ オレは オレの人生…… やっちまった……!

◎ オレはオレの… 人生を取り返せないっ…!

◎ バカっ……! バカっ……! いい歳して… まだ言うか……! まだ……そんな事……! そんな事……! 何年つきあってるんだっ……!? 自分と…!

◎ 気がつけ! もう… その才覚に……! 分かれっ……! 生きれるだろう……! ティーンエイジャーじゃねぇんだから… 希望なんていう…… アメ玉抜きでも……!

◎ わしは捨てた……! わしらは捨てたぞもう…! 自ら捨てた民… ホープレスだ………!

◎ オレ達も… 働いた……! たぶん… おまえらの… 何倍も働き…… その税金とやらも…… 納めてきた………! 何倍も…! が…… 働けなくなった………! ガキ共… あるんだよ………! そういう事が…… この世には………! ざらに…!

◎ 人間は 人間を… 何があろうと… 踏みにじっちゃダメ……!

◎ 自分が活躍したりする事… ましてや勝つなんて事は…! イメージ出来無い……! 脳が拒否してる…! 勝利を……! 想定してくれない……! 勝ちを……!

◎ あるわけねえっ…! 等身大の夢なんて…! っていうか……… それはもう夢じゃねぇだろっ………!

◎ 成功とか 金持ちとか……… 仮にダメでも……… 本当は問題なし……! 誇れる…! オレ達は誇りうる……… 物語がある…! ガキの頃から…… 何度も言われてきたはずだ…! 男だろ…って…!

◎ 困ってる人……… 力のない人達を… 見捨てんな…! ひとつを何人かで分ける時は……… 譲ってやんな…! 荷物は…… 黙って思い法をスッ…と持つんだぜ………! ともかく……… いつも損してな……!

◎ やるさ…! やるしかねぇんだ…! いよいよとなったら…人間…! でなきゃ… ボコボコ…! あうだけだ…! ムゴイ目に…!

◎ 損得だけで生きて 何になる…?

◎  オレ達人間は…… 人間ってのは… それ以上の……… 何かだろう…! それ以上のなにか…… つまり… 人間を…… 人間足らしめている……… 心…! 感情がある…! それは… たぶん… 少しでいいから… 一歩でいいから… ましな人間になろう……という気持ちだろう………! オレが… オレのヒーローであろう………… という気持ちだろう……! つまり… 矜持だろう……!

◎ 闘わなきゃ………… この世に生まれてきたら………… とてもかなわぬ… かなわなかろう…と思っても… 闘うんだ……! 尊厳のため……! 胸を張って生きるために………!

ホームレスを襲撃する悪辣(あくらつ)な暴走族に対し気迫の応戦を見せ、ついにホームレス達を奮い立たせた黒沢。

目覚めたホームレス達が誇りをかけて暴走族と戦う姿を見ながら黒沢が語った名言です。

◎そんなものがオレ達の一生……! 物語かっ…!?

暴走族から襲撃を予告され、震え上がっているホームレス達。黒沢達が協力し、「住処を守るために戦おう」と説得するも、結局は「逃げる」という選択を選んでしまうのです。足の不自由な茜ばあちゃんを置き去りにして…。不安で泣いている茜ばあちゃんの姿を見て黒沢が奮起!ホームレス達を引き止めるために放ったのがこの名言です。

◎ あったけぇ… 最後の最後に… いい心持ち… 上出来だ…! オレにすりゃあ上出来…… あったけぇ…………………… 最後の最後………………… あったけぇ………………………………

散々殴られながらも暴走族を追い払うことに成功した黒沢たち。 戦いのダメージが大きかったのか、黒沢の意識は少しずつ遠のき、息は止まり、走馬燈が流れ始めます。 生まれ持った顔、頭、才能、ダメすぎたために味わってきた苦汁の日々と、それでも全てを諦めきれず必死に抗った日々。 「黒沢」という作品の全てが詰まった名言
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