仕事でうっかりミスをした、自己嫌悪に陥ったあなたに過去の偉人が残した名言を本記事ではお伝えしていきたいと思います。

と、その前に、そもそも仕事のうっかりミスとはどのような時に起きるのかまずは一緒に考えてみましょう。
仕事のミスはいつおこる?
・疲れている時
体力的な疲れはもちろんのこと、精神的な疲れもあるかと思います。特に精神的な疲れは、
鬱病の症状や情緒不安定の症状がでるかと思います。
・余裕がないとき
余裕がないと、ついついミスも多くなりがち。注意散漫にならず、集中力を維持するためにも、こまめな休憩が必要です。情緒不安定、うつ症状もこの余裕が無い時に該当します。ストレスをためないことが重要です。
・自分の能力と求められる能力に差がある時
これは致し方ない、といえばそれまでです。今の自分に足りない高い能力を求められた時、自分の能力を昇華して初めて意味があるのです。
その手段としては、本を読む、先輩に意見を求める等。ミスを防げることは可能なはずです。能力が足りない、だからそのミスを自己肯定しては始まりません。しっかりミスから学び取りましょう。
・怒りで我を忘れた時
怒りを誘発された時、人は思わずカッとなり、我を忘れ失言をします。怒りのピークである、6秒間は冷静な判断ができないと言われるのがその由縁です。
そのために、アンガーマネジメントがあります。これは、怒りのピークが6秒を待ち、その6秒間に今の自分の怒りの度合いを客観視するというもの。
仕事のミスは以下の4つに分類される
ケアレスミス
- タスクを忘れる(省略エラー)
- やらなくてもいいことをする(実行エラー)
- やるべきことを未完で終える(達成不十分エラー)
使命の取り間違いエラー
仕事の真意を取り間違えているケースがこれに概要。何のためにこれをするのか、をしっかり考えて仕事に望みましょう。
思い込みエラー
自分の固定概念と照らし合わせて、おそらくこうだろう、という断定がこのエラーを招きます。筆者はこの思い込みエラーで失敗したことも何度もあります。
常に断定するのではなく、疑ってかかることにしましょう。
ミスを防ぎ自分の能力を向上させるためには学習が必要です。
ミスを防ぐ学習モデル
PDCA
plan、do、check、actionの略。この一連の流れを如何に速く回すかが大切。特にplan、doの後のcheckを怠る傾向がある方は要チェック。
コルブの経験学習モデル
具体的な経験、内省的観察、抽象的概念化、能動的実験、この4つを回す学習モデル。上記のPDCAと近い部分は多い。要は行動を分析して、型化して、学んでね、というもの。
このPDCAやコルブの経験学習モデルを通して、同じミスを起こさないように、再発防止に努めましょう。
ジョハリの窓を使った自己分析
ジョハリの窓とは?
自己分析と他己からの自己評価をふまえて、盲点の窓を広げる事がミスを防ぐ事に繋がります。
再発防止策を名言して内省化
- どんなミスをしたのか
- なぜミスが起きたのか
- ミスを防ぐために はどんな対策が考えられるのか
この3点の原因究明することが必要です。同じ間違いをしない、それが一番大事です。

とはいえ、ミスはつきもの。そのミスをどう捉えるかも重要になってきますね。少し有名な心理学をご紹介しましょう。
思考法においてアドラー心理学の起用
嫌われる勇気という著書に書かれているアドラー心理学(思考法)がおすすめです。
『嫌われる勇気 自己啓発の源流「アドラー」の教え』は、岸見一郎と古賀史健の共著による、アルフレッド・アドラーの「アドラー心理学」を解説した書籍。2013年に出版され、累計発行部数は100万部超え。テレビでも紹介されるほど大ヒット
ここでは、「どうすれば人は幸せに生きることができるか」という哲学的な問いを追求しています。一見難しい自己啓発本かと思いきや、青年と哲人の対話という形式でまとめており、非常に読みやすく、何よりアドラーという方の思想が面白い。
アドラー心理学の主張
原因論ではなく、目的論で物事を考えよ
例えば、膝がいたいので、学校に行かない、という方がいたとしましょう。その場合、膝が痛いという原因があるため、学校に行かないという事象に至ったとなります。
しかし、アドラー心理学はこの考えます。「学校に行くのが面倒」だから、学校に行かない、と。過去の事象ではなく、現在に重きを置いていることになります。確かに、〇〇なので、と言い訳しても何も始まりません。自分の行動を全て目的にひもづけることこそ、自分の行動の真意が見えてくるのです。
課題の分離をせよ
アドラー心理学はすべての悩みは対人関係の悩みであると主張します。その悩みの根源は自分の課題に対して、他者が介入することだとしています。具体的にはどういうことでしょうか。

うまく課題を分離することが必要なのです。
共同体感覚
アドラー心理学はすべての悩みは対人関係の悩みであると主張し、他者の課題は介入するなと言います。その延長として、「他者を仲間だと見なし、そこに『自分の居場所がある』と感じられることがゴールだと言います。
具体的には、課題を分離して、怒ったり、ほめたりしてはいけない、というのです。ほめることや怒ることによって上下関係を作るのではなく、対等な立場で接する言葉、「ありがとう」と感謝の気持ちをかけることが共同体感覚を維持するのには必要としています。
さらには、この共同体感覚をより良いものにするために以下が望ましいとしています。
- ほかの人を信じること
- だれかの役に立つこと
- ありのままの自分を受け入れること
劣等感の必要性
最近食べ過ぎて太った、最近勉強していないから赤点を取った、そのような劣等感は非常に良いことだと、アドラーは主張します。なので、ミスをして劣等感を感じるのであれば、そのミスの発生は良いことになります。

では最後に、ミスをしたあなたに過去の偉人達からのメッセージをお伝えしていきます。
仕事でミスをしたあなたに!過去の偉人からの名言
トーマス・エジソン
わたしは今までに一度も失敗をしたことがない。電球が光らないという発見を、今まで二万回したのだ
それは失敗じゃなくて、その方法ではうまくいかないことがわかったんだから成功なんだよ
茂木健一郎
逆境におかれると、脳は自分の欠点さえも長所に変えて乗り越えようとする。
ジェイムズ・ラッセル・ロウエル
失敗は罪ではない。罪とは低い目標をもつことだ。
佐藤辰雄(明治食品)
積極的に仕事をすれば、失敗するのは当たり前。
シラー(詩人、戯曲家、思想家)
人間追い詰められると力が出るものだ。こんなにも俺の人生に妨害が多いのを見ると、運命はよほど俺を大人物に仕立てようとしているに違いない。
ゴーギャン
苦しいときには、自分よりもっと不幸な男がいたことを考える。
エルバード・ハワード
やる気をすっかりなくさない限り、失敗はあり得ない。
イチロー
何かをしようとした時、失敗を恐れないで、やってください。失敗して負けてしまったら、その理由を考えて反省してください。必ず、将来の役に立つと思います。
アルバート・アインシュタイン
一度も失敗をしたことがない人は、何も新しいことに挑戦したことがない人である
メアリ・ジョンストン
叩かれたからといって、へこんでしまうことはないわ。あれだけ叩いて卵を泡立ててもケーキはふくらむもの
シェイクスピア
不運ばんざい!運の女神に見放され、この世の最低の境遇に落ちたなら、あともう残るのは希望だけ、不安の種も何もない!
ビル・ゲイツ
成功を祝うのはいいが、もっと大切なのは失敗から学ぶことだ。失敗にどう対処するかで会社が社員の良い発想や才能をどれだけ引き出し、変化に対応していけるかがわかる。どんな会社にも、ミスをして、それを最大限活かしたことのある人が必要だ
問題は未来だ。だから私は、過去を振り返らない。
坂本龍馬
人の世に失敗ちゅうことは、ありゃせんぞ。
大隈重信
諸君は必ず失敗する。ずいぶん失敗する。成功があるかも知れませぬけれども、成功より失敗が多い。失敗に落胆しなさるな。失敗に打ち勝たなければならぬ。たびたび失敗すると、そこで大切な経験を得る。この経験によって、もって成功を期さなければならぬのである
松下幸之助
失敗したところでやめるから失敗になる。成功するまで続けたら、それは成功になる
失敗の原因を素直に認識し、「これは非常にいい体験だった。尊い教訓になった」というところまで心を開く人は、後日進歩し成長する人だと思います
本田宗一郎
私がやった仕事で本当に成功したものは、全体のわずか1%にすぎない。99%は失敗の連続であった。そして、その実を結んだ1%の成功が現在の私である
わたしの現在が成功というのなら、わたしの過去はみんな失敗が土台作りをしていることにある。仕事は全部失敗の連続である
チャレンジして失敗を怖れるよりも、何もしないことを怖れろ
ソクラテス
人間に関することに安定などないことを忘れてはならない。それゆえに、繁栄している時には過度の喜びを避け、逆境にある時には過度の落ち込みを避けなさい。
アントニオ猪木
馬鹿になれ とことん馬鹿になれ 恥をかけ とことん恥をかけ かいてかいて恥かいて 裸になったら見えてくる 本当の自分が見えてくる 本当の自分も笑ってた それくらい 馬鹿になれ
孫正義
うまくいかなくてもやったことは、全部将来の自分のプラスになります
武田信玄
成せば成る。成さねば成らぬ。成る業を、成りぬと捨つる人の儚き
原田泳幸
僕は成功の10倍は失敗している
ジョセフ・マーフィー
いかなるものも変化しつつあります。これは真理です。だからあなたがいまどんな苦境にあろうとも、その状態を保持する努力をしない限り、永久に続くはずがないのです。
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