「聖戦士ダンバイン」あらすじ・ネタバレ・名シーン・名言・評価をご紹介。ネタバレを含んでおりますので、まだ観られていない方はご注意ください
聖戦士ダンバインとは?
『聖戦士ダンバイン』は、日本サンライズ制作のロボットアニメ。毎週土曜日17:30 ‐18:00に全49話が放映されました。監督は、『鉄腕アトム』、「ガンダム」の制作にも携わっていた富野由悠季(とみの よしゆき)。西洋的ファンタジーの世界観と巨大ロボットというジャンルを融合させた異色の作品として有名です。
聖戦士ダンバインの主要人物の紹介
ショウ・ザマ
本作の主人公であるショウ・ザマ。ホンダGL1000ゴールドウィング・アスペンケイドで、モトクロスに熱中。乗車中に突如オーラ・ロードが開きバイストン・ウェルにドレイクによって召喚される。召喚されてからはダンバインを操り、聖戦士となる。後に「ナの国」の女王シーラ・ラパーナから供与されたビルバインに乗り換える。
後ほどのネタバレでも紹介するが、マーベルとの出会いにより、本当の悪が誰かを考えるようになり、ドレイクの下から逃亡し、敵対することに。登場キャラの中で唯一、良いハイパー化を行ったと言えるでしょう。
そもそもダンバインとは何か?
ダンバイン (Dunbine)
ダンバイン (Dunbine) 地上人ショット・ウェポンによって開発された試作オーラ・バトラー。この時期、ショットは搭乗者のオーラ力によって機体性能が劇的に変化することに注目しており、敢えて膨大なオーラ力を必要とする実験機として本機を設計。
高いオーラ力を持つ地上人でなければ操縦は困難であり、本機の搭乗者として新たに3人の地上人に以下のように与えられた。
・トッド・ギネスにネイビーブルー色の機体
・トカマク・ロブスキーにダークグリーン色の機体
ショウがビルバインに乗り換えてからはマーベルが使用することになったが、それまでの戦いでショウが十分に本機を使い込んでいたことにより、初めて乗る機体でありながら扱い易いものになっていた。
地上界浮上後も反ドレイク陣営の主力としてゼラーナと共に各地を転戦したが、最終決戦でショットの乗るスプリガンをビルバインと共に攻撃した際、ミュージィ・ポーの搭乗するブブリィが盾となり、その際の攻撃で小破、搭乗するマーベルも負傷する中、黒騎士(バーン・バニングス)の駆るガラバの強襲を受け大破。太平洋上に墜落後爆散した。
バーン・バニングス
本作の主人公であるショウ・ザマのライバル。もともとは、ドレイク軍の戦闘隊長であり、ドレイクの後継者的存在。ショウやトッドといった地上から召喚された「聖戦士」の直属の上司でもあったが、ショウがドレイク軍を裏切ったことを機に、度重なる失敗によって失脚。
主人公に負け続けたことから、正体を隠すため仮面をつけて黒騎士と名乗り、打倒ショウを目論む。バイストンウェルの人間では初めてハイパー化するなど、オーラ力はかなり強い。
バーン・バニングスが本作の最終的なラスボス。ショウとの最終対決では、生身での剣での戦いを実施。
トッド・ギネス
ショウと同様に、「聖戦士」の一人。もちろん地上から特殊召喚されたショウの戦友的なポジション。ショウの裏切りを機に、トッドとは敵同士になる。なかなか功績をあげられない焦りと劣等感からダンバインに挑み破れる。敵でハイパー化した三人の内の一人。
ニー・ギブン
ドレイクと戦うニー・ギブン。アの国の地方領主ロムン・ギブンの息子。わずか23歳でありながら、オーラシップ・ゼラーナの艦長を務める。最後は、ドレイクを倒すが、搭乗機の大破により戦死。
マーベル・フローズン
ショウと同じようにバイストンウェルに召喚された地上人。アメリカ合衆国・テキサス州・ダラス出身の大学生。18歳。実家は牧場を経営。
マーベル・フローズンは、ドレイク・ルフトの下から離れるきっかけを作り、戦闘でもパートナー。当初はニー・ギブンに思いを寄せていたが、最終的には、ショウと恋仲になる。
戦闘力も高く、ショウがビルバインに乗り換えてから、ダンバインのメインバイロット。ダンバインの爆発に巻き込まれ戦死。
キーン・キッス
ギブン家陣営であり、ギブン家に仕えるキッス家の娘。明朗快活で行動的な一面があるものの、精鋭揃いのゼラーナ隊の中では力量が低く苦戦気味。
しかし、地上浮上後は敵指揮官機を損傷後退させたり、トッド搭乗のライネックがゼラーナに襲いかかった際にはオーラ光を発散させながらこれを迎撃するなど、活躍する。
リムル・ルフト
17歳のドレイク・ルフトの一人娘。ニー・ギブンとは相思相愛の仲であるが、ニー陣営の元に行こうとするものの立場上連れ戻される。実の母であるルーザの姦計を知り誅殺を試みるが、拳銃で眉間を至近距離で撃ち抜かれ、返り討ちに遭い亡くなる
チャム・ファウ
赤毛のミ・フェラリオであり、ニー達の同志。ショウと一緒に、ダンバインに同乗し、活躍する。最終的に生き残る語り手である”ミ・フェラリオ”とはこのチャム・ファウのことをさす。コスチュームは水色のハイレグレオタード、のちに左胸にりんごのマークが入った真っ赤な自作の戦闘服を着用。
ジェリル・クチビ
ショウやトッドらと同様に、召喚された地上人。22歳。逆立つ真っ赤な髪と青いメッシュが特徴的な女性であり、トマトみたいだと一部のネットユーザーから称される。ビルバインとの戦闘中にオーラ力が暴走したことでレプラカーンごとハイパー化。ショウを追い詰めたものの機体がハイパー化に耐え切れず自壊、爆死する。
聖戦士ダンバインのあらすじ・ネタバレ
現代の東京でモトクロッサー志望のごく普通の高校生として暮らしていた「ショウ・ザマ(座間祥)」。夜間のツーリング中、エ・フェラリオのシルキー・マウによって、ある日突然“バイストン・ウェル”に呼ばれる。そこは、海と地の接する間にある異世界であり、深海を空に、地熱と人の“オーラ力(ちから)”を源に、妖精フェラリオや闇のカ・オスまでもが共存する世界。
バイストンウェルのアの国の一領主であるドレイク・ルフトは、戦力増強を図り、地上人(我々みたいな人の総称)を何人も召喚していた。オーラマシーンという兵器を作らせ、それに乗って戦う「聖戦士」を収集。もちろんショウ・ザマも、オーラバトラー・ダンバインを与えられ、聖戦士と遇されることに。
トッドやトカマクと共に地上から召喚されたショウでしたが、ドレイクと敵対するニー・ギブンを慕うマーベルやチャムと出会って少しずつ考えが変わっていきます。そして、最終的にドレイク軍から与えられたダンバインとともに脱走して、ニー達と合流、ドレイク軍と戦うことになる。
聖戦士ダンバインの名言
ショウ・ザマの名言
- 俺は人は殺さない。その怨念を殺す!
- オーラバトラーが、俺の生体エネルギーで操られるっていうのなら、俺さえ、俺の力さえ十分に力を発揮できていれば、、こんなことにはならなかったんだ。
- でも、あんたは気になるし、好きになってもみたい人じゃないか。
- そうだ、俺は日本人だ。その俺が、世界の平和のことを言ってはいけないのか!
- 南無三!
- 俺が戦えたのも、オーラ力をベースに動くダンバインやビルバインの性能のおかげだ。俺はただキーみたいなものでさ。それでいて聖戦士と呼ばれるにしちゃ、俺は失敗をしすぎた。
- これが、良い夢でたまるかよ!
- 貴様は…!その怨念で、何を手に入れた!
マーベル・フローズン
- 私が聞きたいのはLike meじゃないわ…Love meよ
チャム・ファウ
- 死に急がないで!
- やらせないよ!
シーラ・ラパーナ
- あとは、己の憎しみの心を地上に残さぬように…
ニー・ギブン
- 「なりゆきだ。なりゆきにまかせるしかない!」
バーン・バニングス
- 敗北に次ぐ敗北。すべてあの地上人が現れてから…
トッド・ギネス
- いい夢を見させてもらったぜ…
ドレイク・ルフト
- ルーザめ、あの女こそこの戦いの元凶であったか…」
聖戦士ダンバインの評価
良い評価
- とにかくキャラが良かった一作。敵役ドレイクの存在感、ショットの思惑、戦力差に苦しみながらも抵抗を続けていくゼラーナの面々、そして抜きんでたオーラ力を持つ主人公ショウの活躍は圧巻だった。
- 絵はやはり古さを隠し得ないが、戦艦やロボットの描き方などは細かくて凄いと感じる。昆虫とロボットの融合もとてもうまくいっていて、作中『うぉぉ!!かっこいい!!』と内心、何度も叫んだ
- 今回観なおしたけどやっぱり面白かったです異世界に飛ばされる物語の私の原点はやっぱりダンバインなんだと思いますだから今でもファンタジー系は好きなんですね主題歌は特に前半の主題歌が好きです
悪い評価
- 舞台が地上になってから主な敵はビショットとなった訳だけど、この男はドレイクに比べて小物にしか見えず、説明不足なオーラバリアーや機体を乗り替えてからというもの敵キャラのオーラ力にショウが押されるパターンが増えていき、ヤキモキしたまま最期まで迎えてしまった…。あのラストを迎えるにしても、せめて最後にバイストン・ウェルの様子を映して終わってくれていれば、まだ良い余韻に浸れたかもしれない。
- ただラストはなんか唐突感あるので見終わった後の後味はビミョーです。
- ・今見ると、敵味方ともに憎まれ口や嫌味なことを言うキャラクターばかりで、人間としての魅力を全然感じませんね。特にニー・ギブン。変なのは髪型だけにしとけよ!
- 戦争の理由が欲まみれ。正義とか悪じゃなくて欲なんです。まあよくある設定なんですが、見ていると気分が悪くなってきました。
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