今回は「スラムダンク」のあらすじ・ネタバレ・感想・評価をご紹介。スラムダンクのネタバレを含んでおりますので、まだ観られていない方はご注意ください。
スラムダンク概要
スラムダンクは、井上雄彦原作の漫画で、主人公の不良少年、桜木花道の成長と挑戦を描いたバスケットボール漫画です。

見どころも多くありますので、早速「スラムダンク」のネタバレを含めあらすじを見ていきましょう!
スラムダンクあらすじ・ネタバレ
・桜木花道の高校入学
出典:choco日記
「好きな娘と一緒に登下校」したいと、中学時代50人の女の子に告白するがフラれ、高校では彼女を作りたいと湘北高校ヘ入学した主人公の桜木花道は、同学年の女生徒、赤木晴子に一目惚れし、誘われるがまま、バスケ部に入部します。初心者でルールも分からない桜木は、地味な練習に嫌気をさしたりしますが、キャプテンの赤木剛憲、通称「ゴリ」の厳しい指導やその妹の晴子の励まし、同学年のエース、流川楓に対抗心を燃やすなど、徐々に上手くなっていきます。
流川楓/
出典:NAVER まとめ
・初試合
魚住
出典:スラムダンクパーフェクトブック
練習試合ではあるが、初めての試合が訪れます。陵南高校というキレ者のエース仙道、キャプテンである2m超えの魚住を要する強豪です。初心者の桜木はスタメンで出たがりますが、最終兵器と言いくるめられベンチスタートでした。
赤木剛憲
出典:NAVER まとめ
試合は進み、桜木は相手監督にカンチョーをして試合に出てもいないのに反則を貰ったりします。そんな中、キャプテンの赤木が負傷し、交代で桜木が出てきて、荒削りながらも活躍します。あと少しというところで相手チームのエース仙道に決められ惜しくも敗れますが、桜木はよりバスケに熱中する事になります。
・夏のインターハイ予選
出典:Twitter
陵南との練習試合の後、暴力事件で入院していたポイントガードの宮城リョータが復帰します、バスケ部を離れていた中学時代天才シューターと言われていた三井寿も、不良となりバスケ部を襲撃するなどの事件を起こしたが更生して復帰する事になります。夏のインターハイ制覇を目指す湘北は順調に勝ち進みますが、3回戦までの間、相手チームの選手の頭にダンクシュート(脳天ダンク)をするなど、桜木は毎試合5ファウルで退場とあまり活躍できません。そして、決勝リーグを賭けた翔陽高校との一戦が始まります。翔陽高校は前回準優勝の強豪で、選手兼監督の藤真と高身長のレギュラーがいますが、湘北戦はスタメンは全員控え選手で望みます。湘北はナメられていると奮闘し、レギュラーメンバーを早々に引きずり出すが、苦戦します。桜木は退場しないようにと慎重にプレイしますが、4ファウルで思うようにプレイできなくなります。しかし、開き直ってからはしっかりと集中してプレイできる様になり、活躍します。残り二分には華麗なダンクシュートを決めるも、オフェンスファウルを貰い退場となります。流れを引き寄せた湘北は残り時間もなんとか逃げ切り、2点差で勝利するのでした。
・決勝リーグ
初戦は16年連続インターハイ出場という超強豪校の海南大附属高校が相手となります。桜木は巧みなリバウンドなどで活躍しますが、強敵であればあるほど実力以上を発揮する桜木を封じる為に海南は堅実な宮益を投入し、初心者であることが露呈し一時ベンチヘ下げられます。赤木の負傷で再びコートに戻り、怒涛の追い上げを見せます。赤木も復活し、このままイケるかと思っていた矢先、桜木は赤木と間違えて敵へパスするというミスを犯し、僅差で敗れてしまいました。桜木は責任を感じ丸坊主になり、安西先生はチーム力アップと自信を回復させる為に桜木ヘゴール下のシュート練習を提案し、次の試合に備えます。しかし、桜木は練習し過ぎて武里高校の試合に遅刻し、出場できませんでした。武里高校には桜木抜きで問題無く勝利し、次の陵南対海南の試合が始まります。海南の牧を封じる為に仙道がポイントガードを務め、ポイントゲッターに謹慎明けの福田が初出場するなど、序盤は陵南が優勢でしたが、海南も徐々に追い上げてきて勝負は拮抗します。終盤が審判と揉めて退場となり、仙道は残り僅かで同点ゴールと共にファウルを誘い、逆転のシナリオを描きますが、牧はそれを読み、あえて誘いに乗らず、勝負は延長の末海南が勝利します。湘北はインターハイの切符を賭けた陵南戦に突入しますが、安西先生が倒れ、監督不在、大黒柱のキャプテン赤木も足の怪我でゲームに集中できず、序盤点差を広げられます。そんな赤木へ桜木は頭突き、赤木は執念で試合に集中します。しかし、陵南の福田のオフェンス力に桜木は手も足も出ず、観客席ヘ吹っ飛ばされ負傷、一時ベンチへ下がります。後半に入り、流川は前半温存していた分を爆発させ、桜木もシュートの特訓を思い出し活躍し、湘北ペースで試合は進みます。陵南も湘北の不安要素をつきながら怒涛の追い上げを見せ、僅差となりますが、桜木の活躍、三井に変わって入った木暮の活躍で勝利しインターハイの切符を手にするのでした。
・インターハイ初戦
海南と共に神奈川県代表としてインターハイに進む事になった湘北。流川は「日本一の高校生」を目指すという目標を持ち、怖いくらいの気合いを見せます。桜木はジャンプシュート2万本という特訓を行い、確実にレベルアップしていきます。そしてインターハイの組み合わせが決まり、初戦は大阪2位の豊玉高校となります。前日にいざこざがあり、入れ込み気味の湘北に豊玉は得意のラン&ガンで勢いよく襲いかかります。桜木はせっかく練習したジャンプシュートを観客席に飛ばし、一旦下げられますが、赤木、流川を中心に立て直しをはかります。しかし、豊玉のエースキラーの異名を持つキャプテン、南の肘打ちで流川が負傷交代となり、ラフプレーが多くなって思うようにプレイできず、リードされたまま前半を終えます。後半、流川が片目が塞がった状態で復帰し奮闘します。桜木も練習したジャンプシュートを決め、勢いに乗ると、逆に負傷しても懸命にプレイする流川に罪悪感からか南が不調に陥り、点差は一気にひっくり返ります。豊玉は内部分裂状態で、南は流川に膝蹴りをするかに見えたが、体制を崩し自身が負傷してしまいます。治療に恩師の北野が訪れ、心を入れ替えた南は、逆転を目指し奮闘、立て続けに3Pシュートを決めますが届かず、湘北の勝利となったのでした。
・王者山王工業戦〜前半戦
2回戦の相手はインターハイ3連覇中の山王工業高校で、前年度インターハイで海南相手に30点差をつけて圧勝した絶対王者です。主力選手はキャプテンの深津、河田、沢北の3人で、それぞれが飛び抜けた実力の持ち主です。試合前日にビデオで山王を見て萎縮するメンバーたちでしたが、安西先生の助けもあり、万全の状態で試合に望みます。試合開始直後、宮城と桜木の連携でアリウープを決め先制します。しかし山王キャプテンの深津は落ち着いてチームをコントロールし、序盤は拮抗した勝負になります。湘北は深津と河田を避ける為、三井中心で攻め、それがハマり三井は3連続3Pシュートを決めチームを盛り上げます。山王エース沢北は前半、流川とのマッチアップで抜かれたり、ファウルしたりと集中を欠くプレイで交代し、それに合わせて流川も一時ベンチヘ下がります。両エース不在の中、沢北の代わりに入った河田の弟、ミキオが登場します。2mを超える超巨体の高さとパワーに押されていた桜木でしたが、運動量とスピードで圧倒し、パワーでも互角を演じ、ゴール下しかできないミキオを抑え込みます。そして前半2点リードで折り返します。
・王者山王工業戦〜後半戦
しかし、後半早々沢北に3Pシュートを決められ逆転を許すと、ゾーンプレスで一気に湘北を追い込みます。点差は広がる一方で24点差となり、安西先生は桜木を一時ベンチヘ戻し、秘策を与えます。オフェンスリバウンドを取れば追い上げの切り札になると桜木を再度コートに送りこみます。「ヤマオーは俺が倒す」と桜木は観客に向かって叫び、これで勝つしか無くなったとメンバーに発破をかけます。そしてオフェンスリバウンドを取りようやく後半初ゴールを決め、ここから追い上げようとしますが、ガス欠の三井、沢北に抑え込まれる流川、河田に手も足も出ない赤木と攻め手がありません。それでも桜木はひたすらオフェンスリバウンドを取り続け、赤木ヘパスするも、ダンクを失敗し頭から落ちた赤木は神奈川から応援に来た魚住に泥にまみれろとエールを貰い、チームの為に体を張って引き立て役になる事を決意し、奮闘します。ガス欠の三井の為にスクリーンをかけ、三井が3Pを打ちます。もちろん外す事もありますが、桜木がオフェンスリバウンドを取り、また三井が打つ。それを繰り返し10点差まで詰め寄ります。山王は桜木のオフェンスリバウンドを脅威と見なし河田を桜木につけます。そしてここから山王のエース沢北が本気を出します。圧倒的な個人技でまたたく間に19点差まで差を広げられます。そんな中、紛れもなく日本一の選手だと流川は沢北打倒に燃えます。インターハイ前に、仙道から貰った助言を活かし、パスを効果的に使い周りの得点を引き出し追い上げていきます。さらに沢北もディフェンスが後手に回り、ついに流川は沢北を抜いてシュートを決めます。完全湘北追い上げムードの中、1人冷静な山王キャプテンの深津は流れを断ち切る為に宮城のスキをついてドリブルをカットし、宮城の足に当たってコートの外に出そうになったボールを桜木が飛び込みボールを繋ぎます。流川が3Pシュートを決め、5点差に詰め寄りますが桜木はこの時背中を負傷してしまいます。残り2分、流れを断ち切りたい山王は深津と河田のコンビネーションで点を返します。7点を追う湘北は赤木が外したシュートを桜木がそのままダンクするも、背中の負傷が響き交代させられます。しかし周りの静止を振り切り再びコートに戻ると、負傷でフラフラの桜木を狙い、ミキオがシュートを放ちますが、桜木が意地でブロック、宮城と流川がこぼれ玉を速攻で敵陣まで持っていくとフラフラになりながらも後から来た三井にパスし、3Pシュートを打ちます。敵ブロックがファウルとなり、シュートも入り4点プレイで一気に一点差となります。しかし残り40秒ダメ押しを狙う山王は速攻で河田がシュートするも、赤木がブロック、ルーズボールをそのままダンクしようとした沢北を桜木がブロックし、それを拾った流川が速攻をしかけ、深津の上からゴールを狙うも河田に阻まれます。しかしそのルーズボールを桜木が拾い流川にパスし、ゴールを決め逆転に成功します。残り20秒、勝ったかに思えた瞬間、深津がサインプレーで沢北にパスし得意のジャンプシュートで再度逆転します。残り8秒、ゴールと同時に自陣ヘ走る深津、河田、沢北の3人とすぐさま攻めに走る流川と桜木の2人は、流川がパスを受け、ゴールヘ突っ込みすぐさまシュートを打とうとするが、阻まれます。その瞬間、フリーの桜木が流川の目に飛び込んできます。「左手はそえるだけ」と初めて流川からのパスを受けた桜木は試合終了と同時に合宿シュートを決め、流川とハイタッチを交わし、77対78で湘北が死闘を制したのでした。
・その後
湘北は3回戦に進みますが、力を使い果たしたのか、愛和学院にボロ負けし、インターハイは終わりとなります。桜木は背中の怪我が酷く、リハビリに励む事になります。3年生の赤木と木暮は大学受験でバスケ部を引退し、流川は全日本ジュニアに選ばれ、宮城は赤木に代わりにキャプテンに選ばれ、三井はそのまま残るという事でした。また赤木の妹、晴子もマネージャーとして新たにバスケ部に加わり、リハビリ中の桜木ヘ手紙で部の近況を送るのでした。
スラムダンク感想・評価
良い評価
- 試合をするごとに成長していく主人公桜木や長い間バスケをしても報われず、やっと実力を出せるようになり勝てるチームにいることが出来た赤木や小柄だがスピードのある宮城、怪我で荒れようやくチームに復帰できた三井や新人ながらエースな流川などのキャラや普段はベンチだがここぞという時に活躍する小暮など。それと敵キャラも魅力があるキャラも多い。
- 個性が際立ったキャラクターと、その人間関係の変化。山王戦のラスト、花道が流川に、そして流川が花道にパスを出したシーンは感動しました。それまで互いのことを認めていなかった二人が、強敵との死闘の中で、互いを認めていく。それを「パスを出す」という絵で表現できることに作者の凄さを感じました。
悪い評価
- ここで完結はやはり残念。結構な巻数になってはいたし、山王戦を越えるものは描けなかっただろうという意見に同意出来るところもあるが、それでも花道は怪我を負ったまま途上過ぎて(回想で倒れてた父親描写も投げられている)、全国大会で日本中に知られることになった初登場キャラなんて一体なんだったのか状態
- 清田のジャンプ力はありえますかね?180センチにも満たないのに余裕でダンクって…
スラムダンク名言
- あきらめたらそこで試合終了ですよ・・・?(安西監督)
- もはや何が起きようと揺らぐことのない、断固たる決意が必要なんだ。(安西監督)
- お前の為にチームがあるんじゃねぇチームの為にお前がいるんだ!!(安西監督)
- オヤジの栄光時代はいつだよ…全日本の時か?俺は…俺は今なんだよ!(桜木花道)
- めがね君引退が伸びたなこの天才のおかげで(桜木花道)
- 左手はそえるだけ(桜木花道)
- バスケがしたいです・・・・・(三井寿)
- なぜオレはあんなムダな時間・・・・・・(三井寿)
- 落とす気がしねえ(三井寿)
- 静かにしろいこの音が・・・・・・オレを甦らせる何度でもよ(三井寿)
- オレならいつでもブロックできると思ったかい?
- 泣かすなよ・・・問題児のクセに・・・
- ありがとうございました!!!
- おうオレは三井 あきらめの悪い男・・・
- 敗因はこの私!!陵南の選手たちは最高のプレイをした!!(田岡監督)
- まだあわてるような時間じゃない(仙道彰)
- 『桜木選手、初めてダンク決めたのはいつですか?』将来、絶対聞かれるよ…(赤木晴子)
- 何人たりとも俺の眠りを妨げる奴は許さん(流川楓)
- オレもアメリカに行くよ 今日・・・・・・ ここでお前を倒して行く(流川楓)
- マグレがあるかどあほう!!(流川楓)
- いちばん過去にこだわってんのは アンタだろ・・・ (宮城リョータ)
- ドリブルこそチビの生きる道なんだよ!!(宮城リョータ)
- いいからテーピングだ!!(赤木剛憲)
- 負けてない!!牧にだってオレは負けてないぞ!!オレは間違っていなかった(赤木剛憲)
- これで終わりじゃねえ決勝リーグはまだ始まったばかりだ泣くな(赤木剛憲)
- リバウンドを制するものは試合を制す(赤木剛憲)
スラムダンク見どころまとめ
全てが見どころと言っても過言では無いほど内容の濃い漫画です。序盤こそ少しギャグ漫画チックな内容ですが、インターハイ予選からは完全にバスケ一色で、試合展開も予想以上の面白さとなっています。

バスケ漫画の最高峰と言えるスラムダンクを見たことが無いという人は、ぜひ一度手に取って見てみてはいかがでしょうか?
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