今回は「戦姫絶唱シンフォギア」のあらすじ・ネタバレをご紹介。「戦姫絶唱シンフォギア」のネタバレを含んでおりますので、まだ観られていない方はご注意ください。
「戦姫絶唱シンフォギア」って?まるでミュージカル?歌って戦うアニメ

変身ヒロインものはいまや、日本アニメにおいてメジャーなジャンルですね。皆さんも一度は目にしたことがあるのではないでしょうか?
それだけに最近はファンの目も肥えてきており、ありきたりの設定ではなかなかヒットしにくくなってきました。そんな中、近年、ヒロインが歌って戦うことで話題を呼び、大ヒットとなった戦姫絶唱シンフォギアを紹介します。

ありきたりな変身ヒロインには飽きた!と言う人や今までに無い斬新な作品を探している人は参考にしていってください。
「戦姫絶唱シンフォギア」とは?
出典:www.symphogear-g.com
『戦姫絶唱シンフォギア』は、サテライト制作による日本のテレビアニメ。音楽プロデューサーである上松範康が初めてテレビアニメの原作を手掛ける。
出典:ウィキペディア
2012年1月~3月にかけて放送された変身ヒロインアクションアニメでヒロインが歌を原動力にする「シンフォギア」を纏って戦うことから、バトルシーンで必ず歌が流れるという斬新な設定が話題に。
これまでに「戦姫絶唱シンフォギア」「戦姫絶唱シンフォギアG」「戦姫絶唱シンフォギアGX」「戦姫絶唱シンフォギアAXZ(アクシズ)」のシリーズ4作品が制作され、2019年4月には最新作「戦姫絶唱シンフォギアXV(エクシブ)」の放送が予定されています。
音楽制作ブランドElementGardenの代表で多くのアーティストに楽曲を提供してきた上松範康が原作を手がけ、「ワイルドアームズ」などで知られる金子彰史を脚本に起用。アニメーション制作は「創聖のアクエリオン」や「マクロスF」などのサテライトが担当しています。
「戦姫絶唱シンフォギア」のあらすじ・ネタバレ
出典:戦姫絶唱シンフォギアG
主人公・立花響、奏との出会い
主人公・立花響は、天羽奏、風鳴翼による人気ボーカルユニット「ツヴァイウィング」のライブに訪れていた。そのライブの最中、認定特異災害「ノイズ」が出現、会場の人々を襲い始めた。逃げ惑う人々をかばう様に立ちはだかった奏、翼は一編の歌を口ずさむと対ノイズ用プロテクター「シンフォギア」を纏い、襲い来るノイズを倒していった。そんな中、奏は逃げ遅れていた響を見つけ、彼女をノイズから庇おうとするが、響は瀕死の重傷を負う。響を守るため、奏は「絶唱」を口にし、その命と引き換えに響を助けたのだった。その後、一命を取り留めた響は奏が最後に口にした「生きるのを諦めるな!」と言う言葉を胸にリハビリに励むのだった。
私立リディアン音楽院に入学
二年後、私立リディアン音楽院に親友・小日向未来と入学する。響は同じくリディアンに在籍している風鳴翼との対面を夢見ており、翼にノイズの襲撃で奏が亡くなったとされている二年前の事件の真相を確かめようとしていた。
そんなある日、響は街でノイズの襲撃に遭遇してしまう。逃げる途中で一人の女の子を助けるも、次第に追い詰められていった響は、絶体絶命の危機に死を覚悟する女の子に「生きるのを諦めないで!」とかつての奏と同じ言葉を口にする。
そのとき響は二年前、奏が口ずさんでいた歌を無意識に口ずさむと、奏のものと同じシンフォギアを纏うのだった。
シンフォギアとは?
状況が飲み込めず戸惑いながらも、女の子を必死に守る響の前に翼が現れる。二年前に見たものと同じシンフォギアを纏った翼は、シンフォギアを纏う響の姿に驚愕するも、ノイズを瞬く間に倒していった。
その後、リディアン音楽院の地下深くに作られた秘密施設に連行された響はそこで特異災害対策機動部二課指令、風鳴弦十朗と対面。弦十朗は翼がアーティスト活動を隠れ蓑にシンフォギア「天羽々斬(アメノハバキリ)」を纏い、ノイズと戦う「装者」である事、響が纏うシンフォギアが奏と同じ「ガングニール」であることを説明し、響に協力を要請する。
翼との対立
協力を快諾する響だったが、翼は親友・奏が命を落とした原因である響への怒り、響が奏と同じシンフォギアを纏っていることへの戸惑い、いろいろな感情が渦巻き、響とどう接していいかわからず、冷たくあしらってしまう。響はそんな翼との関係を改善すべく自分の決意を伝える。「奏さんの代わりに頑張ります!」その一言で翼は胸中に渦巻いていた感情が爆発し、響に刃を向けてしまう。弦十朗の仲裁によって刃を納める翼であったが、響との関係は悪化、一ヶ月が経過する。
ネフシュタンの鎧とは?
そんなある日、ノイズ発生現場に向かった響と翼の前に完全聖遺物「ネフシュタンの鎧」を纏った少女ガ現れる。ネフシュタンの鎧は実は二年前の事件の原因になっていた。その際に失われたものであり、翼にとって、多くの人や奏を守れなかった悔しさを思い起こさせるものだった。響と翼は果敢に戦うも鎧を纏った少女の圧倒的力の前にしだいに窮地に追い込まれていく。
翼は後悔の念から、鎧をなんとしても奪い返すべく響の制止を振り切り「絶唱」を口にするのだった…。
「戦姫絶唱シンフォギア」の名言
立花 響の名言
- 生きるのを諦めないで!
- 『どんくさい』なんて名前じゃない!!私は立花響、15歳!誕生日は9月の13日で血液型はO型!身長はこの間の測定では157cm!体重は…もう少し仲良くなったら教えてあげる!趣味は人助けで、好きなものはごはん&ごはん…後は、彼氏いない歴は年齢と同じ!!
- 私…自分のやっていることが正しいだなんて思ってないよ…以前、大きな怪我をした時、家族が喜んでくれると思ってリハビリを頑張ったんだけどね…私が家に帰った頃、お母さんもお婆ちゃんもずっと暗い顔ばかりしてた…それでも私は自分の気持ちだけは偽りたくない…偽ってしまったら誰とも手を繋げなくなる…だから調ちゃんにもやりたいことをやり遂げて欲しい…もしもそれが私たちと同じ目的なら少しだけ力を貸して欲しいんだ
- 私もずっと正義を信じて握りしめて来た。だけど、拳ばかりでは変えられないことがあることも知っている。だから、握った拳を開くのを恐れない
- そうだ… 私が誰かを助けたいと思う気持ちは、惨劇を生き残った負い目なんかじゃない。二年前、私が奏さんから託されて受けとった… 命なんだァアア!!
- 私一人で向かいます!翼さんには自分の戦いに挑んでほしいんです!あの会場で最後まで歌いきってほしいんです!
- 何とかする……ちょっと行ってくるから!生きるの、諦めないで
- 泣いている子には手を差し伸べなくちゃね
- 『どんくさい』なんて名前じゃない!!私は立花響ッ!
- こうすることが正しいって信じて握っている…だから、簡単には離さないよ!
- 私、自分が全然ダメダメなのはわかっています。だから、一生懸命頑張って、奏さんの代わりになって見せます!
- 私…この力と責任から逃げ出してた…だけど、もう迷わない…だから聴いて、私の歌を!
- 胸のガングニールはなくなったけれども、奏さんから託された歌は絶対になくしたりしないよ。それに…それは私だけじゃない…きっとそれは誰の胸にもある歌なんだ
風鳴 翼の名言
- 案ずるな…ひとりでステージに立つことには慣れた身だ
- 首根っこ引きずってでも連れ帰ってやる!お前の居場所…帰る場所に…お前がどんなに拒絶しようと私はお前のやりたいことに手を貸してやる。それは片翼では飛べぬことを知る私の…先輩と風を吹かせる者の果たすべき使命だ!
- 今日に折れて死んでも、明日に人として歌うために…風鳴翼が歌うのは戦場(いくさば)ばかりでないと知れ!
- その小さなものが、立花の本当に守りたいものだとしたら、今のままでもいいんじゃないかな。立花は、きっと立花のまま強くなれる。
- 防人の生き様、覚悟を見せてあげるっ!
- 何のつもりの当て擦り…挑発のつもりか!?
- 私とて、人類守護の務めを果たす防人。こんなところでおれる、剣じゃありません。
- 友の危難を前にして鞘走らずにいられようか!
- これは…束ねてつなげるちからのはずだろ?
- 何より、私の不手際で奪われた命を忘れるものか!!
- そうね…あなたと私、闘いましょうか?
雪音 クリスの名言
- ま、一生分の歌をうたうにゃあ、ちょうどいいんじゃねえ
- 一緒に積み上げてきたコンビネーションだからこそ、目を瞑っていても分かる…だからかわせる…かわしてくれる…ただのひと言で通じ合えるから…あたしの馬鹿にも付き合ってくれる
- ずっとあたしは、パパとママのことが、大好きだった。だから、二人の夢を引き継ぐんだ。パパとママの代わりに、歌で平和をつかんで見せる。わたしの歌は…そのために…!
- 少しずつ何かが狂って壊れていきやがる…あたしの居場所を蝕んでいきやがる!!やってくれるのはどこのどいつだ…!?お前か…!!お前等か…!!ノイズ…あたしがソロモンの杖を機動させてしまったばっかりに…何だ…悪いのはいつもあたしのせいじゃねえか…
- 私がしたかったのはこんなことじゃない。けどいつだってあたしのやることは…いつもいつもいつも…!
- 楽しいな…あたし、こんなに楽しく歌を歌えるんだ。そうか…ここはきっとあたしが居ても良いところなんだ
- 閻魔様に土下座して蘇ったのか!?
- 守らなきゃいけない後輩に守られて…大丈夫なわけないだろ
月読 調の名言
- 痛みを知らない貴方に『誰かのために』なんて言って欲しくない!!
- マムが遺してくれたこの世界で格好悪いまま終わりたくない
- 切ちゃん以外に私の恥ずかしい所は見せたくないもの
- 目的もなく行けるところまで行ったところに望んだゴールがある保証なんてない。がむしゃらなだけでは駄目なんだ
- でも、それだけじゃ何も変えられなかったのは 昨日までの私達だよ
- でもあいつは自分を偽って動いているんじゃない…動きたいから動くあいつが眩しくて羨ましくて少しだけ信じてみたい…
- いつか人は繋がれる…だけどそれはどこかの場所でも…いつかの未来でもない…確かに伝えたから
暁 切歌の名言
- ごめんなさいの勇気を出すのは、調一人じゃないデスよ。調を守るのは私の役目デス!
- 潜入美人捜査官眼鏡で飛び出して、一体何をするつもりデスか!?
マリア・カデンツァヴナ・イヴの名言
- わたしの歌の全部を! 世界中にくれてあげるッ! 振り返らない、全力疾走だ! 付いて来れる奴だけ付いてこいッ!
- すべてを偽ってきた私の言葉はどれほど届くか自身はない…だが、歌は力になると…この事実だけは信じて欲しい
- 偽りの気持ちでは世界を守れない…セレナの想いを継ぐことなんて出来やしない…すべては力…力を持って貫かなければ正義を成すことなど出来やしない!!世界を変えていけるのはドクターのやり方だけ…ならば私はドクターに賛同する!!
- どうしてそんな風に言うの!?貴方達を守るために血を流したのは私の妹なのよ!
- それは…力を持つ者の傲慢だ!
小日向 未来の名言
- 私・・・もう迷わない!!
- それでも響は傷つけ傷つく痛みに隠れて泣いている。私は何もできないけど、響の笑顔は…その裏にある涙は…拳に包んだ優しさも…全部抱きしめてみせる…だから、負けるな!
- あのね、響!響の歌は誰かを傷つける歌じゃないよ!伸ばしたその手も誰かを傷つける手じゃないって私は知ってる!私だから知ってる…だって私は響と戦って救われたんだよ!私だけじゃない…響の歌に救われて、響の手で今日に繋がっている人沢山いるよ。だから怖がらないで!
- 話を聞いたり、隣で溶けたアイスを拭うぐらいはしてあげる。だから何かある時は頼ってよね
- 1期の頃から陰る曇るきっとラスボスなんて言われ続けてきましたがそんなのあるわけないじゃない…だって私は響の一番の親友だよ。ところで皆さん、哲学兵装ってご存知ですか?
- 分かるよ…だって、私ずっと自分がライブに誘ったせいで大好きな人を危険な目に遭わせたと後悔してた…それからずっと危険な目に遭わせ続けてる自分を許せずにいるんだよ…『ごめん』って言葉…ずっと隠してきた。それがきっと、その人を困らせてしまうと分かってたから
- 勝たなくても良いよ…だけど絶対に負けないで
- 響、お誕生日おめでとう…ううん、きっとこの気持ちはありがとう…かな。響が同じ世界に生まれてきてくれたから…私は誰かと並んで走れるようになったんだよ。誰かとならひとりでは越えられないゴールに届くかもって気づかせてくれた
- 響が正しいと思って握った拳は特別だよ…世界で一番優しい拳だもの。いつかきっと嫌なことを全部解決してくれるんだから
- それでも響は傷つけ傷つく痛みに隠れて泣いている。私は何もできないけど、響の笑顔は…その裏にある涙は…拳に包んだ優しさも…全部抱きしめてみせる…だから、負けるな!
- ギアだけが戦う力じゃないって響が教えてくれた…私だって戦うんだ!!お願い…閉じて!!もう響が…誰もが戦わなくて良いような世界に!!
- このギアが放つ輝きはね…新しい世界を照らし出すんだって…そこには争いもなく、誰もが穏やかに笑って暮らせる世界なんだよ。私は響に戦って欲しくない…だから、響が戦わなくていい世界を創るの
風鳴 弦十郎の名言
- 思いつきを数字で語れるものかよ!!
- 通じないなら通じ合うまでぶつけてみろ!言葉より強いものを知らぬお前達ではあるまい!
- 飯食って映画見て寝る!男の鍛錬はそれで充分よ!!!
- 女に手を出すのはひけるが・・・二人に手を出したら、ぶっ倒す!!
- 良い大人は夢を見ないと言ったな…そうじゃない…大人だからこそ夢を見るんだ。子供のときは”見る”だけだった夢も大人になれば”叶える”チャンスも増える
- 敵とか味方とか言う前に…子供のやりたいことを支えてやれない大人なんてかっこ悪くてかなわないんだよ
- 殺しはしない…お前を…世界を滅ぼした悪魔に…理想に準じた英雄にもさせやしない…どこにでもいるただの人間として裁いてやる
「戦姫絶唱シンフォギア」の評価
良い評価
- ということでパチの設定になってる2期まで視聴。正直思ったより面白かった!w細かい設定とかの変なところを指摘し始めるとキリがないですが、その辺は気にならない程度の勢いがあるので問題なく楽しんで視聴できました。他の方のレビューでもありますが声優の方々の演技力が演出やストーリーを引き上げていて、改めて声優が作品に与える影響の大きさを再確認できました。少し気になってる方は視聴してみてもいいと思います!
- シンフォギア、シンフォギアG、シンフォギアGX、シンフォギアAXZと見てきましたが、このアニメは他アニメと比べ、数段声優が飛び抜けてます(笑)また、携帯アプリやライブ、5期まで決定していることから人気といっていい作品でしょう。1期は響より、奏や翼が主人公か?!という気もしましたが、とても面白い作品です!
悪い評価
- 三期まで見ましたが自分には合いませんでした。一期、二期はツッコミ所が多かったですが熱い展開は楽しめました。三期は何がしたかったのかよくわかりませんでした。四期は一話を視聴しましたが自分の肌に合いそうになかったので視聴は継続しないと思います。全体を通して思ったことはシナリオと一部の設定があまりいいと思えませんでした。体への負担が大きい絶唱を途中から多用しすぎていたと感じました。OTONAの人間離れした強さも謎でした。
- グレンラガンにマクロスシリーズを足した感じ。と言ったら聞こえが良すぎる。そんなにいいものじゃない。けど曲を気に入ればアツさはあるからわりと楽しめると思う。ただ、冷静に見てしまうと結構おもしろくないと思う。正直。けどアツいからOK。そんな作品でした。
「戦姫絶唱シンフォギア」の見どころ
この作品の見どころはなんと言っても歌とバトルのコラボレーション。バトルシーンで流れる楽曲はどれもキャッチーで熱いバトルを盛り上げます。この楽曲も各キャラクターの心象を反映したものになっており、キャラクターの生き方、心の傷などが歌詞に現れています。楽曲を歌うキャラクターの声を担当するキャストも「魔法少女まどか☆マギカ」で知られる悠木碧や、日本を代表する声優アーティストの水樹奈々など演技力、歌唱力共に兼ね備えたすばらしい声優たちを起用しています。ストーリーも展開が速く、視聴者を飽きさせないだけでなく、奏の台詞のように「生きることを諦めるな!」と言うメッセージが込められており、どんなに苦しいことがあっても諦めないキャラクターたちに勇気をもらえる。そんな作品になっています。
おわりに
「戦姫絶唱シンフォギア」に興味を持って頂けましたでしょうか?
つづくシリーズでも熱い楽曲に燃えるバトルがどんどんパワーアップしていき、いまや屈指の人気シリーズへと成長を遂げています。これを機会に「戦姫絶唱シンフォギア」を楽しんでいただける方が増えると幸いです。
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