今回は「ガールズ&パンツァー」あらすじ・ネタバレ・名言・評価をご紹介。ネタバレを含んでおりますので、まだ観られていない方はご注意ください。
「ガールズ&パンツァー」とは?
『ガールズ&パンツァー』の略称は「ガルパン」。知名度が高いため、戦車のある学園生活というイメージをお持ちの方も多いかと思います。アクタス制作による日本のオリジナルテレビアニメ作品sw2012年10月から12月までと2013年3月に放送されました。全12話+総集編2話の構成となっております。
「ガールズ&パンツァー」あらすじ・ネタバレ
戦車道とは?
茶道、華道に並ぶ乙女の嗜みとして戦車道と呼ばれる武芸が盛んに行われている世界での話大洗女子学園へ転校してきた西住みほ(にしずみ みほ)。新しい環境に胸をときめかせるみほだが、クラスメイトとは未だ馴染めず、昼休みも一人で過ごしていた。そんなある日、クラスメイトの武部沙織(たけべ さおり)と五十鈴華(いすず はな)から昼食に誘われる。
転校して初めて出来た友達に浮かれるみほだが、教室で談笑するみほ達の前に生徒会長の角谷杏(かどたに あんず)、同じく生徒会の小山柚子(こやま ゆず)、河嶋桃(かわしま もも)が現れる。
みほを呼び出した杏は、長らく廃止されていた戦車道が選択科目として復活すること、そしてみほに戦車道を履修するよう強引に伝えるのだった。杏に呼び出されてから様子のおかしいみほを心配した沙織と華は、みほの実家が戦車乗りの家系であることを聞かされる。
戦車道に良い思い出が無いみほは実家を離れ、わざわざ戦車道の無い大洗女子学園に転校してきたのだった。生徒会の大々的なプレゼンテーションを目にした沙織と華は戦車道に強く興味を惹かれるが、みほの気持ちを汲んだ二人は戦車道を諦める。みほは自分の気持ちを案じてくれた沙織と華の為、もう一度戦車道をやることを決めるのであった。
選択科目で戦車道を選んだのは、みほ達三人(後のあんこうチーム)の他、生徒会チーム(カメさんチーム)、歴女チーム(カバさんチーム)、バレー部チーム(アヒルさんチーム)、1年生チーム(ウサギさんチーム)など曲者揃い。
まずはそれぞれのチームが乗る為の戦車を学園内から探すことに。戦車の捜索中、みほは戦車オタクの秋山優花里(あきやま ゆかり)と出会い一緒のチームとして行動を共にする。
5両の戦車を揃えた大洗女子はチーム対抗での練習試合を行うことになり、みほ達4人にはIV号戦車D型(IV号)が割り与えられた。練習試合開始直後、みほ達は道端で眠っていた冷泉麻子(れいぜん まこ)と遭遇。近づく敵チームの砲撃音に、みほは麻子へ戦車の中に入るよう促す。敵戦車から逃げるべく吊り橋を渡るIV号は敵チームからの砲撃を受け、その衝撃で操縦士を務めていた華は失神してしまう。絶体絶命のピンチに、IV号を動かしたのは麻子だった。マニュアルを片手に操作を覚えたと言う麻子は、華麗な戦車捌きで体勢を立て直す。敵チームに囲まれてしまったみほ達だったが、優花里の放った砲撃が敵チームの戦車を捉えこれを撃破する。
そのまま、みほ達は敵チームを立て続けに撃破し、勝利を収める。麻子も正式にみほ達のチームに加わり、本格的に練習を開始した大洗女子学園。
今度はなんと戦車道の名門聖グロリアーナ女学院と、5両対5両の練習試合を行うことに。大洗女子は聖グロリアーナに囮作戦を仕掛けるが、聖グロリアーナ隊長ダージリンの前には通用せず、試合は市街地戦へともつれ込む。
地形を生かした奇襲で聖グロリアーナの戦車を1両撃破する大洗女子だが、みほ達のIV号を残し全ての車両が撃破されてしまう。その後みほの的確な指示で3両の撃破に成功するも、隊長車同士の一騎打ちに敗れ大洗女子は敗北。試合に負けたみほ達だったが、ダージリンからは好敵手の証としてティーカップが贈られるのであった。
戦車道の全国大会へ
そして大洗女子学園はいよいよ公式戦、戦車道の全国大会へ出場する。
第1回戦
第1回戦の相手は優勝候補の一つでもあるサンダース大学付属高校である。ルールは定められたフラッグ車を撃破すれば勝利となるフラッグ戦だが、サンダースの投入戦車数は10両と大洗女子の2倍。生徒会からもプレッシャーをかけられ弱気になるみほの姿を見て、優花里は一人決意を固める。試合を前に学校に顔を出さない優花里を心配し家を訪ねたみほ達は、窓から部屋に入ってきた優花里の姿に驚く。
なんと優花里は一人でサンダースへ潜入し、偵察をしてきたというのだ。みほは優花里からサンダースのデータを受け取り、作戦を練る。
第1回戦が開始した。サンダースを率いる隊長のケイは戦車の数に物を言わせ、大洗女子の戦車を取り囲む。辛くも逃げ切るみほ達。待ち構えていたようなサンダースの動きを不審に感じたみほが見つけたのは、空に打ち上げられた通線傍受機だった。憤慨する沙織達だが、みほは通信傍受を逆手にとることを思いつく。傍受した通信からフラッグ車の位置を掴み、ほくそ笑むサンダース校のアリサ。
しかし、いざ目標地点に向かうと待ち構えていた大洗女子の戦車から反撃を受けてしまう。みほ達は無線に偽の情報を流し、携帯で連絡を取り合っていたのだった。アリサが通信傍受していたことを知ったケイはアリサを叱責し、大洗女子に合わせて5両での勝負に挑む。ナオミが乗るファイアフライの精密な砲撃に大洗校女子は追い詰められるが、被弾する直前まで狙いを定めた華の一撃がサンダースのフラッグ車を仕留め、勝利を収める。
優勝候補のサンダースに勝利し、大洗女子学園は盛り上がる。その様子を見て、「勝たなければ意味が無いんだよね」と悲しげに呟くみほ。
昨年度の戦車道全国大会決勝。
黒森峰女学園のフラッグ車に乗っていたみほの前で味方車両が攻撃を受け、崖下の急流へと転落してしまう。戦車を捨て仲間の救出に向かうみほだったが、結果としてフラッグ車は撃破され、黒森峰は10連覇を逃す。
西住流の教えによって常に勝つことを求められてきたみほは、この出来事をきっかけに戦車道から離れることを決めたのだった。しかし優花里の「楽しかった」という言葉に、みほは戦車道を楽しんでいる今の自分に気づく。
準決勝
続く2戦目の対戦相手、アンツィオ高校を下し準決勝へと臨む大洗女子学園。試合当日、新たな戦車B1bis(ルノーB1)と風紀委員チーム(カモさんチーム)も加わり気合十分な大洗女子の前に、対戦相手のプラウダ高校隊長カチューシャと副隊長ノンナが現れる。カチューシャは大洗女子の寄せ集めの戦車達を眺めると一笑に付す。
かくして雪の降り積もる中、準決勝が始まった。降雪下での長期戦は不利になると見て、短期決戦を仕掛ける大洗女子。プラウダの戦車2両の撃破に成功するが、「あまりにうまく行き過ぎている」とみほは一人疑心を抱く。
勢いづく大洗女子はみほの静止も聞かず、全車両でフラッグ車を追い立てる。フラッグ車を追い集落に辿り着いたみほ達は、気づくとプラウダに完全に包囲されていた。集中砲火を受け近くの建物へと立て籠るみほ達の前に現れたプラウダの使者は、大洗女子に降伏を促す。
怪我人が出ることを恐れ降伏しようとするみほだが、桃は絶対負けるわけにはいかないと叫ぶ。杏は大洗女子学園が廃校の危機にあること、廃校を阻止するにはこの大会で優勝しなければならないことを皆に告げるのだった。
負けたら学校が無くなると知り悲観する大洗女子だったが、みほは最後まで戦うことを選ぶ。「来年もこの学校で戦車道やりたいから、みんなと」。みほの言葉に大洗女子は心を一つにする。
試合が再開し、先陣を切るカメさんチームが乗る38(t)戦車は敵車両を攪乱、包囲陣を崩す活躍を見せる。みほ達はフラッグ車を発見しこれを追うが、後方からノンナの乗るIS-2の砲撃が迫る。1両、また1両と撃破されていく大洗校の戦車達。アヒルさんチームの乗るフラッグ車、八九式中戦車甲型(八九式)は決死の逃走を図る。ほぼ同時に被弾する両校のフラッグ車。
煙が晴れ現れたのは、装甲が剥がれ落ち尚も走り続ける八九式の姿だった。プラウダのフラッグ車からは撃破判定の白旗が上がり、大洗女子学園は勝利する。
一方、試合の一部始終を眺めていた黒森峰の隊長、西住まほとその母親、西住しほ。みほの戦い方を邪道と称すしほに、まほは西住流の名に懸けて大洗女子を叩き潰すと誓う。
決勝戦
かくして決勝へと駒を進めた大洗女子学園。決勝の相手はみほの母校である黒森峰女学園。みほにとっては実姉であるまほ、そして西住流との戦いでもある。
試合前に新たな戦車2両とネット戦車ゲームチーム(アリクイさんチーム)、自動車部(レオポンさんチーム)の2チームが大洗女子の仲間に加わる。桃から激励の挨拶を任されたみほは自分にとっての母校は大洗女子学園だと語り、一生懸命戦うことを誓う。
大洗女子はそれぞれの思いを胸に試合前日を過ごす。試合当日、みほの前にはこれまで戦った学園の隊長が現れ、みほへ応援の言葉を贈る。
試合前の整列を終え戦車へ向かうみほの前に現れたのは黒森峰の生徒、赤星小梅(あかほし こうめ)だった。小梅は昨年の決勝でみほに助けてもらった時の礼を伝える。自分達のせいでみほが戦車道をやめてしまったのではないか、小梅はずっと気にかけていたのだ。みほが戦車道をやめないで良かったと語る小梅に、「私はやめないよ」とみほは微笑む。
そしてついに決勝戦が開始した。黒森峰の猛攻に対し大洗女子は山の上に陣を構えるが、まほは重戦車を盾にし徐々に距離を詰めてくる。体制を立て直す為、カメさんチームが攪乱した隙を突いて逃げる大洗女子。
戦車で川を渡るみほ達だが、ウサギさんチームの乗る戦車、M3中戦車リー(M3リー)が途中でエンストを起こしてしまう。自分達を置いて先に進むよう叫ぶウサギさんチームだったが、みほは迷うことなく救出に向かう。みほの戦車道が間違っていないと証明する為に勝ちたいと、大洗女子は優勝への思いを強くする。
M3リーを牽引し、川を渡り切ることに成功したみほ達。市街地に到着したのも束の間、みほ達の前に現れたのは超重戦車マウス(マウス)だった。
砲撃を仕掛ける大洗女子だが、マウスの分厚い装甲には歯が立たず、カモさんチーム、カバさんチームは立て続けに撃破されてしまう。難攻不落に思えたマウスだが、沙織の「戦車が乗っかりそう」という発言にみほはある作戦を思いつく。
正面から突っ込んで来た38(t)の上に乗り上げるマウス。続く八九式は38(t)を踏み台にマウスの上へ乗ると、その砲台を車体で抑え込み砲撃を封じる。IV号は装甲が薄い背部のスリットを狙い撃ち、マウスを仕留める。
次の作戦へと移るみほ達だったが、無理が祟った38(t)は道中で力尽き、生徒会の三人はみほに大洗の命運を託す。
フラッグ車同士の一騎打ちを狙うみほは、まほの乗るティーガーⅠ(ティーガー)を廃校へと誘い込むと、他の戦車が入って来られないようレオポンさんチームのポルシェティーガーに入口を塞がせる。
戦車に乗ったまま睨み合う二人。決着を付けるというまほの宣言をみほは受けて立つ。壮絶な撃ち合いを繰り広げるIV号とティーガー。ティーガーの砲撃がIV号の車体を掠め外装を吹き飛ばすが撃破には至らない。
そんな中、ウサギさんチームのM3リーに続き、アヒルさんチームの八九式が撃破され走行不能に。最後の砦ポルシェティーガーも撃破され、大洗女子の車両はみほ達のIV号のみになってしまう。
捨て身の勝負に出るアンコウチーム。みほの号令で走り出したIV号は全速力でティーガーの後部へと回り込む。響く二つの砲撃音、審判が試合終了を告げる。
一騎打ちを制したのはみほ達だった。廃校を免れ、歓喜に沸き立つ大洗女子の面々。みほは立ち去ろうとするまほを呼び止め、二人は握手を交わす。「みほらしい戦いだった」と微笑むまほ。みほは自分の戦車道を見つけたことを、まほに伝えるのだった。
「ガールズ&パンツァー」の評価
ガールズ&パンツァー」の評価をご紹介いたします。
良い評価
- 競技で女性のたしなみとしたため、部活で女子高生が戦車に乗る事を可能にした設定がよかった。
- 学園都市空母のスケールが大きく、非力な戦車でいかにして戦うのかの戦術が見事で、マウス撃破の発想力は素晴らしかった。
- 試合時の音響と搭乗した目線でのカメラワークなど、戦闘シーンでの「主観」映像にとても感動。作画がよかった。
悪い評価
- どうもこれといってインパクトが薄かった。友情はあるが、挫折や葛藤からの復活みたいな熱い展開や、女子高のため恋愛もなかった
「ガールズ&パンツァー」の名言
西住みほの名言
- 頑張るしかないです。 だって、来年もこの学校で戦車道をやりたいから。みんなと。
- そういえば…私も楽しいって思った。前はずっと、勝たなきゃって思ってばっかりだったのに。だから負けた時に戦車から逃げたくなって…
- 秋山さんの的確な情報が無かったら、カバさんチームに待ち伏せを指示できなかった。秋山さんのおかげです!
- 戦車道をやる限り、どこまでもついてくる『西住』の名前。正直、ちょっと重いけど、友達がいるから頑張れます!
- 15輌対6輌、それにあっちは76、85にKV2、JS2…短時間で一気に侵出して、フラッグ車を叩くというのも手だけど…失敗した時に取り返しがつかない。プラウダは引いてからの反撃が得意だから、挑発に乗らず慎重に…!
- 今がチャンスなんです、当てさえすれば勝つんです!あきらめたら、負けなんです!
- 私は、みんなと一緒にいるのが、今すごく楽しいから。沙織さん、華さん、麻子さん、優花里さん、みんなのことが大好きだから。
- 戦車道は戦争じゃありません、勝ち負けより大事なものがあるはずです この名言いいね! 79 それではこれより最後の作戦、『ふらふら作戦』を開始します! この名言いいね! 20 全車輌、『もくもく作戦』です!
- 通信手を務めるのは武部沙織さん。元気で明るく、誰とでもすぐ仲良くなれる人。料理が得意で、とっても家庭的!
- ポルシェティーガーは自動車部の皆さんに乗ってもらうとして…
- 私、この学校へ来て、みんなと出会って、初めて戦車道の楽しさを知りました。この学校も、戦車道も大好きになりました!だからその気持ちを大事にしたままこの大会を終わりたいんです!
秋山優花里の名言
- 大丈夫です、試合では実弾も使いますけど、充分安全に配慮されてますから。
- 私は西住どのの判断は間違ってなかったと思います!前にも言いましたけど、助けにきてもらった選手の人たちは、西住どのに感謝してると思いますよ!
- お褒めいただきありがとうございます!私・秋山優花里、西住どのに一生ついていきます!
- いえ、何度でも言わせていただきますが、あの時の西住どのの判断は間違っていませんでした!
- 38(t)と言えば、ロンメル将軍の第7装甲師団でも主力を務め、初期のドイツ電撃戦を支えた重要な戦車なんですぅ!軽快で走破性も高くて…あ、(t)っていうのは、チェコスロバキア製ってことで、重さの単位のことではないんですよ!
ダージリンの名言
- わたくしたちはどんな相手にも全力を尽くしますの。 サンダースやプラウダみたいに下品な戦い方はいたしませんわ。 騎士道精神でお互い頑張りましょう。
- サンドイッチはね、パンよりも中のキュウリが一番美味しいの 挟まれた方がいい味出すのよ
- 美味しい紅茶を飲みに来ただけですわ。
- ハラショーですわね。
- こんな格言を知ってる? イギリス人は恋愛と戦争では手段を選ばない
- こんなジョークを知ってる?アメリカ大統領が自慢したそうよ。『我が国にはなんでもある』って。そうしたら、外国の記者が質問したんですって。『地獄のホットラインもですか?』って。
コメント